起業家精神、谷治 肇のオフィシャルブログ

独立自尊の精神|起業ができれば人生はおもしろい

成功、勝利は逆境(苦難)から始まるもの

2011年02月14日 21時53分57秒 | 起業家精神と士魂商才
(起業する約6か月前、上海鴻芸会クラブでの会合。2004年3月、いまから約7年前の筆者。)
成功、勝利は逆境から始まるもの


菜根譚(さいこんたん)いわく
「恩裡には、由来害を生ず。故に快意の時は、
須(すべか)らく早く頭(こうべ)を回(めぐ)らすべし。
敗後には、或いは反(かえ)りて功を成す。故に払心の処(ところ)は、
便(たやす)くは手を放つこと莫(なか)れ。」

「失敗や逆境は順境のときにこそ芽生え始める。
物事がうまくいっているときこそ、
先々の難や失敗に注意することだ。

成功、勝利は逆境から始まるものだ。
物事が思い通りにいかないときも決して諦めてはならない。
」という意。

逆境にあるときには、身のまわりのものすべてが良薬となり、節操も行動も
知らぬままに磨かれていく。
順境にあるときは、目の前のものすべてが魔となり、体中骨抜きにされても
まだ、気がつかない。

わたしは今日までの起業体験からも、その二つのことの意味が心肝からわかる。

▼起業とは、まさに0からの立ち上げには、かなりのエネルギー
(体力的にも精神的にも)
と時間、資本が要されるが、1年が経ち2年目になり軌道に乗り始めると
こころに油断が生じはじめる。

▼起業して100社のうち80社は2年以内に消滅し
残るのは20社、さらに5年後はそのうち80%消滅する
起業して5年まで継続できる会社は100社のうち、わずか4社。
つまり約4%しかのこらない。(帝国データバンクより)
※資本金1000万円以上の会社で、それ以下の資本、個人事業主はデータには
反映されていないのでおそらく実態はさらに低い数値。

▼過去の歴史からも、現代の(起業)成功者からもその慢心により
こころの油断から魔の入る隙をあたえ自ら破滅に至った人物を数多く
目にしてきた。

たとえ、順境であったとしても逆境にあったときのことを忘れず

深々と静かに、そして滔々と
つねに深々と謙虚に内なる自分を見つめ、なにごとにも動ずることなく、静かに
そして水の流れるごとく、滔々と弛むことなく日々精進に励みたい。

※菜根譚(さいこんたん)は、中国の古典の一つで別名「処世修養篇」ともいう。

人気ブログランキングへ

夢・情熱、あなたの想いが未来を創造する。
株式会社ユナイテッドコンサルティングファーム(UCF)

起業家精神が日本を元気にする





最新の画像もっと見る

コメントを投稿