孤独

先日、ある知人の方の近況を耳にしました。

その方は現在70代で、元公務員です。

生活に困らない年金を貰い、また多額の退職金も貰っているはずなので家族に囲まれ、幸せいっぱいで、きっと悠々自適な隠居生活を送っているものと思っていました。

しかし実際は、どうも違うようでした。

現実のその人の生活はというと、旦那さんを数年前に亡くし、子供は結婚して家を出て、現在は一人で、犬と一緒に暮らしていうというのです。

お金はあるかもしれないけれど、孤独な生活を送っていると聞き、なんとも寂しい老後を余儀なくされているのだと驚きました。

歳をとってからの一人暮らしはやはり不便ですし、何より自分の身に何かあった時が怖いですよね。

久しぶりに顔を見に行ったら死んでいた…なんてことも起こり得ますからね。

何より「孤独」というのが、一番キツイのではないかと思います。

しかしこれも、先祖供養（先祖の浄霊）をしていないから、こんな目に遭うのだ、とも言えます。

末裔が孤独なのは、先祖さんも孤独な状況にあるということです。

自分たちの存在や苦しみに気づいてもらえない、施しもしてくれない、という先祖さんの苦しみにそのものが、末裔に反映されているのだと感じました。

先祖さんを救うという「目標」があればまた違ってくるのでしょうが、無神論者にはそれは難しいでしょうね。

知っている人が不幸な道を歩んでいるのはショックでしたが、先祖さんを助けない人は結局自分も助からないのだということを、教えてくれているようなお話でした。

今の世の中は、お金のある無しにかかわらず、そう言った意味でも本当に「孤独死」が多いのは、やはりその家のご先祖さんのあり方を反映していると思いました。


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