東北の現実

さて、今回のこの幽霊騒ぎの件で私が何を言いたいか、もうお分かりだと思います。

頂いたコメントにもありますように、震災で亡くなった大勢の方が、今現在もなお成仏することなく、被災地で彷徨っているという事を我々に訴えているのです。

星椎水精先生の著書をしっかりと読み、先祖供養をされている方たちであれば、死んだ霊が自力では成仏できないということ、成仏するとはとても難しい事だと言う事をお分かりだと思います。

ただ一般の方たちというのは、今まで誰も霊について正しい教えが出来る人がいなかったため、「霊は時間が経てば成仏する（あの世に行く）」とか、「成仏してくれと願えば成仏する」と間違った思い込みをしているのです。

それはまだ良いほうで、完全な無神論者ともなると、今回の東北の幽霊騒動も、それらをただの幻覚とか、生き残った人たちの罪悪感が生んだ幻想などと言い切るのです。このような無知な無神論者が記事を書くため、ますます間違った情報が世間に流れてしまうのでしょう。これでは、死んだ人も浮かばれません。


ところで、おかしいと思いませんか？

東日本の大震災があってから、宗教団体も含め、いろんな団体が各地で「慰霊祭」や「鎮魂」をしているはずです。

にもかかわらず、今なお霊の目撃情報が多々あるのはなぜでしょうか？

おかしいですよね。彼らの言うとおり死んで天国に行く（成仏する）のであれば、もうとっくに行っているはずで、現世に現れるはずがないではないですか？

これらは、現在ある葬式や慰霊祭では、霊を成仏させることは不可能な事なのであり、それでは解決しないんだということを、みんなに訴えているように思えてなりません。

「葬式も慰霊祭もしているのに、なぜ？」ということに、一体どれだけの人が疑問に思えるのか？

いい加減、お経や宗教団体では霊を成仏させることなど不可能だと気がつかない限り、霊も生きている人間も苦しみ続けるのでしょう。

希望の扉を開く第一歩は、まず「人は死んでも成仏していないんだ！」という事に気がつくことだと、私は思います。


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