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とかくに人の世は・・・

智に働いてみたり情に棹さしてみたりしながら
思いついたことや感じたことを徒然に記します 
  nob

求不得苦

2007年08月04日 | つれづれ
仏教では、求めても得られない故の苦、すなわち希望が達せられない事から起こる苦悩のことを「求不得苦(ぐふとく・く)」といいます。

以前は最新の電化製品や自動車、洋服などを得たい欲望にかられることが多々ありました。それが得られた時のつかの間の喜び(それが真の喜びだったかどうかはわかりません)に満足していた時期もありました。今はそんな物欲がかなり少なくなったように思えます。齢をかさねて気力、体力も低下し食欲等も減退しているように物に対する欲望もだんだん減ってきているのでしょうね。

でも、こころのやすらぎや信頼できる真の友が多く得られない苦悩は増してきているようです。その原因はきっと自分にあるのだと日々悶えています。


四苦といわれる「生」「老」「病」「死」に次の苦悩を加えて「四苦八苦」というそうです。

愛別離苦(あいべつりく)
 愛する者と別れなければならない苦悩
怨憎会苦(おんぞうえく)
 怨み憎む人と出会わなければならない苦悩
求不得苦(ぐふとくく)
 求めても得られない故の苦、すなわち希望が達せられない事から起こる苦悩
五陰盛苦(こおんじょうく)
 視覚、認識などの心理作用が盛んなるゆえに湧き起こる苦悩

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