昨年末、久しぶりに落語会へ寄せてもらいました。その会で露の団姫(まるこ)さんという女性の噺家さんが前座として高座を努めておられました。聞くところによりますと、昨年に女性の噺家さんが二人も誕生したとのことです。3月、露の団姫さんが露の団四郎門下に、5月には露の楓さんが露の都さん門下にそれぞれ入門なさったそうです。
露の団姫さんの演目は「東の旅・大仏の眼」だったのですが、これが入門9ヶ月とは思えない堂々した高座でございました。ネタは「東の旅」という軽い前座噺でしたが、なかなか噺の間も良く、ことばがしっかりしていました。静岡県出身ということで若干アクセントの気になる部分もありましたが、その点はこれから克服されるでしょう。
露の団姫さんにはこれまでの女性落語家さんと異なる点がひとつありました。それは高座衣装です。もちろん噺家さんですから“和服・きもの”なのですが、着こなしが男性のそれでした。
女性用のきものだとどうしても男性用より衣装が目立ちがちになりますから(帯の柄や太さ、締め位置など)、噺の中の登場人物がイメージしにくいのではないかと以前から思っていました。
男性用のきもので高座にあがった団姫さんの噺には違和感なくすーと入っていけたように思います。
団姫さんは意識してそういう演出をしているのだと思います。これから落語を聴く楽しみがまたひとつ増えました。ありがたいことです。今後の活躍が大いに期待される新人の噺家さんです。
露の団姫さんプロフィール
http://www.kamigatarakugo.jp/profile/2004/11/post_102.html
露の団姫さんの演目は「東の旅・大仏の眼」だったのですが、これが入門9ヶ月とは思えない堂々した高座でございました。ネタは「東の旅」という軽い前座噺でしたが、なかなか噺の間も良く、ことばがしっかりしていました。静岡県出身ということで若干アクセントの気になる部分もありましたが、その点はこれから克服されるでしょう。
露の団姫さんにはこれまでの女性落語家さんと異なる点がひとつありました。それは高座衣装です。もちろん噺家さんですから“和服・きもの”なのですが、着こなしが男性のそれでした。
女性用のきものだとどうしても男性用より衣装が目立ちがちになりますから(帯の柄や太さ、締め位置など)、噺の中の登場人物がイメージしにくいのではないかと以前から思っていました。
男性用のきもので高座にあがった団姫さんの噺には違和感なくすーと入っていけたように思います。
団姫さんは意識してそういう演出をしているのだと思います。これから落語を聴く楽しみがまたひとつ増えました。ありがたいことです。今後の活躍が大いに期待される新人の噺家さんです。
露の団姫さんプロフィール
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