とかくに人の世は・・・

智に働いてみたり情に棹さしてみたりしながら
思いついたことや感じたことを徒然に記します 
  nob

晩秋のさくら

2012年12月01日 | つれづれ

「この奥に十月桜が咲いてますよ。見てきはったら」

拝観受付のおばさんが教えてくれた。「また違う場所に植え替えはるらしいわ」

古希前後の御歳だろうか。チャーミングな御婦人だ。

大阪河内長野市にある観心寺に御参りし山門を出ようとして何気なく「境内で照明やらステージの準備をしておられたようですが、イベントでもあるんですか」と訊ねてみた。

「私らはよう知りませんが明日からライトアップがはじまります。さきほどお寺の世話役さんが来られて、テレビ局の人が来て映さはるって言うたはりました」

その会話に続いて「十月桜」のことを話してくれたのだった。

幸運にも紅葉と桜同時に楽しめた晩秋の午後。受付の御婦人に感謝。

    

     

十月桜:バラ科 秋~冬と春、年に2度開花する

観心寺:高野山真言宗     

     701年役小角によって開かれ雲心寺と呼ばれた

     815年空海によって観心寺と改称される

     後醍醐天皇、楠正成に縁が深く、境内に後村上天皇の御陵がある

     大阪府河内長野市寺元475

 

 

 

 


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