とかくに人の世は・・・

智に働いてみたり情に棹さしてみたりしながら
思いついたことや感じたことを徒然に記します 
  nob

ぎんなん

2008年11月07日 | つれづれ
ある私鉄の駅前通りを歩いていると、秋風にのって独特の匂い(この場合は臭いでしょうか)が漂ってきました。黄色く色づいた街路樹のイチョウ、ギンナンです。

「ぎんなん、どんなん、こんなん」
某公営放送局の連続テレビ小説の題名にもなった落語「ちりとてちん」に出てくる“クスグリ”のひとつです。旦さんとこで茶碗蒸しをいただいた喜ィさんが発するセリフ。このクスグリは桂南光さんが始めたそうですが、真偽の程はわかりません。

においの元をたどり街路樹を見上げたところにギンナンの実がぶら下がっていました。思わずでた言葉が「ぎんなん、どんなん、こんなん」です。こんな調子で日に何べんかは落語の中のセリフを口にしております。

このにおいが消え黄色い葉っぱも散り落ちてしまうと、もうすぐ 冬 です。

イチョウ:銀杏、公孫樹
イチョウ科イチョウ属の落葉高木。中国原産。昔、留学僧が持ち帰って広まったらしい。「公」は祖父の尊称で、祖父が種子をまいても実がなるのは孫の代になることから「公孫樹」という。花言葉は「鎮魂」
ギンナンは食べ過ぎると、嘔吐、けいれん、めまいといった中毒症状を引き起こすことがある。喜ィさん、注意ですぞ。

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