苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2010年5月2日 【高野山町石道】1町石~180町石へ

2010-05-14 | 阪南・紀北エリア
行けば行くほど楽しく、
奥の深い山歩き。同じように見えて、まったく違う山々、森。
ひとつの山にも数多のルート。

どんどんハマってしまい、いったい山道具や服にいくらのお金がかかったのか・・・
登山用の服は高すぎる。
でも「アディダス」よりは「パタゴニア」じゃなければしっくりこない。
「ナイキ」よりも「ミレー」や「ノース・フェイス」。
そして用品店ではいろいろなグッズが有り、
実際使うかどうかもわからないのに「必要だ」と思ってしまう。
う~ん魔力。

先日もついついオピネルのナイフを購入。
「山菜採ったりするのに便利では?」
・・・山菜採ったか?今年。
イタドリを1本採って塩つけて歩きながら齧ったくらい。
(その塩も、ついつい買ったナルゲンの30mlスクリューボトルに入れている)
あと、緊急用の笛などもついついグッズ。
でも、楽しっ!!!
(次の狙いはプリムスのフォールディングトースターだ!)




さて、前置きが長くなったが今回は高野山町石道。
ついこの前行ったのだけれど、
その時は180町石のある九度山から1町石へのコースを歩いた。
この日は1町石から180町石へと歩く。




リフトで高野山駅まで。
8時21分、そこからバスで大門へ。










8時42分 大門

ちょうどお遍路さんが門の前を歩いていた。
ボクらも「山歩きさん」だ。負けてられない。








大門前の登山道入り口。

いちど来ていることもあり、途中の写真などはかなり省くことにする。









何番目の「町石」のあたりだったのか、
まだ石畳が残っていて、参道の名残を感じさせる。

9時17分 鏡石。

10時00分 押上岩。

10時10分 矢立。

矢立は焼きもちを売っている店が道路ぞいにあるところだ。
トイレも有り、ここで15分ほどティータイム。甘いお菓子を食べる。
天気もよく、GWだったせいか、大型バイクでのツーリング者が多かった。



そうそう、この前はうめ子とはぐれて4キロ近く別々で歩いた。



11時04分 笠木峠

ここの小屋の中にあるオレンジの農作業道具を見てうめ子がボクと勘違いしたらしい。
確かに遠くから見ると、
オレンジのパンツを履いているボクが小屋の中にいるかのようにも見える。


ここ笠木峠から町石道をそれて笠木の方へと向かうと、
南海高野線上古沢駅に行くこともできる。
軽く町石道を歩きたい場合はこの辺か古峠で止めて、2日に分けるという手もある。







サンシュユの木に花が咲いていたあたりだと思う。
細い水の流れがある。


前はほとんど写真を撮る暇もなく通り過ぎた道々。



この前(4月10日)、もしかして自分の後ろからボクが来ているかもしれないと、
いろいろなところに目印をしながら歩いたうめ子。





残ってた!
だいぶバラバラになってしまっているが、当初は文字になっていた小枝たち。
あれから約3週間もたつのに。









そして向こうに見えるのが地蔵堂で、ここが神田。
紀伊高原カントリークラブのあるあたりだ。










11時39分 神田(地蔵堂あたり)

写真中央に写っている小さな小屋がトイレ。
猪避けの電流の流れている線を跨いで下へと降りて行かなければならない。
最近建てられた奇麗なトイレなので、ここは使用しておこう。
(男女とも1人づつしか入れなかったと思うので混雑することもある)
地蔵堂は芝生のある広い場所なので休憩に良く、ボク達もお昼休憩をとった。
堂の縁側に座ってうどんとおにぎりを食べる。
シャクナゲが咲いていた。
11時39分~12時15分 お昼休憩。


12時28分 二つ鳥居。

12時34分 古峠。

12時48分 六本杉。

六本杉では道なりに直進してしまいコースを間違える。
階段がある方へと折れなければならない。
時間ロス。
他の登山者も地図を持ってキョロキョロしていたので間違えやすい場所なのだろう。




13時35分 柿畑。

九度山町は柿の名産地。柿の若葉がとてもきれい。









照りつける日差しには辟易するが、とても快適な景色が続く。


















道路の橋桁に柿の絵が。
さすが名産地。そういえば町中には柿の街頭があった。













せっかく買ったパタゴニアのナイントレイルベストだが、
もう暑い。薄い素材なんだけれど。

足に付けているゲーターについてだが、もともと靴が蒸れる存在なので、
多少足下が暑くても気にはならない。










14時10分 トイレ

柿畑の道を降りてくると、大きなトイレ。
安心して出来る。

山でのトイレはいろいろ不便なところが多い。
トイレットペーパーと石けんはいつも持っていきたいものだ。
あとウェットティッシュ(除菌)。

この頃では、歩き終わった後の着替えなども必要になってきた。
(電車なのでニオイには気を使う)









この前来た時に撮影し忘れてしまった180町石。
ここで一応はゴールということだ。
慈尊院の入り口、階段の途中にある。















行ったのが5月2日。端午の節句が近く、鯉のぼりが張られている。
河原では大勢の人がキャンプをしている。
快晴の空の下、楽しそうだ。















どうしても行きたかった真田庵。行けて良かった。
真田親子隠棲の場所。













駅までの道すがら柿の葉ずしのお店が。

「九和楽」さん。

柿の葉ずしが大好きな我が家は迷わず入店。
というよりやや民家に近いお店(道路から軽く見上げるような場所にある)へ。
中では近所のおねぇさんのような方々が寿司を作っている。

こういった寿司は1日置いてから食べるのがベストだが、
ちょうど我が家も家に帰ってからその存在を忘れ、食べたのが次の日の晩。
(ザックに入れっぱなし)

感想は「最っ高に美味しいっ!!」だ。
酢めしの塩梅も薄めでほどよく、なんといってもご飯がホロリとしていてとにかく美味い。
肉厚で酢がきついくらいが好きな我が家だが、ここの鯖寿司はイケるっ!
大変に高い技術を感じる。必ずお土産に購入することを勧める!!
(ホームページのリンクは上の名前をポッチン。通販してます!)

あ、九度山から高野山へ歩く方はここでお弁当として購入するのを勧める!
(次の日が美味しいはずだけれど、ここのは関係ないかも)








14時45分 九度山駅

確か5月5日だったか、真田祭りというものが行われたらしい。
男の子の日だから、強い侍の真田の祭りというのは頷ける。



それじゃ、今日はここまで。本当に九和楽さんの寿司は美味しかった。まったね~。