この日はぽちこさん、うめ子と3人で、奈良県生駒郡平群町にある信貴山(433m)へ行きました。
信貴山という名前から、歴史好きな方は松永久秀を思い起こすかもしれません。
(少しマニアックですが)
戦国時代の武将松永(弾正)久秀の居城のあったところです。
東大寺の大仏を焼討ち(諸説ありますが)、将軍足利義輝暗殺、織田信長への謀反など、悪辣な人、梟雄として有名です。
しかし僕は、その最後、信長に攻められ戦死する時において、
以前より信長から所望されていた名器「平蜘蛛釜(茶釜)」を打ち壊して死んだ(又は釜に火薬を入れ爆死)、
という激しさに興味を持っていた武将です。
長くなってしまいますから、武将話はやめにしておきますが、
何にせよ、歴史を感じさせる山なのです。
信貴山口駅で9時にぽちこさんと待ち合わせをしていたのですが、
途中の乗り換えの駅で一緒になりました。
8時44分 近鉄信貴山口駅
まずは法蔵寺・高安山を目指し、ハイキングコースを歩きはじめました。
「史跡の道」と名前が付いている道を通ります。
遥か向こうの山上に、丸い小さな建造物が見えています。
「何かあるなぁ、遠いなぁ」と思っていたのですが、
うめ子に「あそこまで、行くから」と言われ、やや衝撃を受けました。
お寺など、観光地で有名なだけに、
かなり楽な山歩きになりそうだと思っていたボクの目論みは崩されてしまったのです。
そうそう、この辺の坂道の途中にトイレが設置されています。
たとえ低い山だといっても、急激な上り道というのは面倒なものです。
なかなか豊かな森なのですが、急坂のため、心に余裕が持てていません。
エゴノキ(学名:Styrax japonica)
エゴノキの新鮮な果実は洗濯石鹸の代用にしたり、すり潰して川に流し、魚とりに使ったりするそうです。
サボニンという有毒成分の有効利用とでもいったら良いのでしょうか。
9時18分 休憩所への分岐
休憩所へは行っていません。道標には高橋さん(誰?)のステッキがかけられていました。
白いフジの花だったと思うのですが、一面、埋め尽くされていました。
ムジナタケかな?と思ったのですが、よくわかりません。
キノコは同定する自信が無いので、調べることもおっくうになってしまいました。
でも、森のキノコはやはりかわいい存在です。
シュタタタっと登るうめ子の後ろ姿です。
実は、短期決戦を強いられる急な登りにボクやぽちこさんはギブアップ寸前で、
休み休み登っていたのですが、そういう場所でのうめ子は、辛さを内に秘め、黙々と登ります。
「橋が見えてきたら、少し楽な道になるから!」
と言ううめ子の言葉を信じ、ボクも頑張ります。
9時43分 かいうん橋
確かに橋がありました。実は「山の中に橋?」と、少し疑念を抱いていたのですが、
どうやら本当だったみたいです。
苦しいと判断力など、低下しますから気をつけないといけませんね。
珍しく滅茶苦茶バテているぽちこさん。
この日は体調が思わしくなかったようで、いつもならボク達よりも健脚な女性なのです。
それにしても、このコースは楽なコースのはずだったのですが・・・騙されてしまいました。
なるほど、ここからの道は平たんで楽ちんでした。
9時51分 気象レーダー
下から見えていた「山の上の丸いの」はこれだったのですね。
見た目、かなりの距離を感じていたのですが、来てみればそうでもなかったようです。
ここまで約1時間です。
さすがに整備された道ができています。
レーダー前の道路を逸れて高安山の三角点を探します。
少し高い場所を目指し、ザクザクっと歩いていくとすぐに見つけることができました。
9時55分 高安山三角点
umebocとぽちこさん。あ、右がボクですからね(分かってるか)。
なにやら開けた場所に車庫があり、ちょうど良い影もあり、
ここで小休止としました。
イタドリでも生えていれば、それを切ってきてお塩を付けて食べたいなと思いましたが、
細くて固そうなものしかなく、諦めることにしました。
そのかわり、ぽちこさん持参のゆで卵を美味しくいただきました。
10時00分~10時15分
イタドリの葉に、何かの幼虫がいました。
酸っぱそうな気がしますが、案外美味しいのかもしれません。
そういえば、若芽を摘んで、お浸しなどで食べると聞いたような気がします。
道路の脇に穴が掘られいて、水が溜まっていました。
雨水でしょうか、それとも湧いて出てきたのでしょうか。
どちらかといえば、湧いて出てきた水だと思った方が、楽しい気がします。
ジキタリス(学名:Digitalis purpurea)かなと、写真を撮ったのですが、
あまり自信はありません。
その場で本を見て調べることが出来れば良いのですが、時間が無いのでなかなか調べることはできません。
(本当は、本は重いので持って行かないのですけれど)
道路を渡り、向こう側の山道へ入ります。
あとは信貴山朝護孫子寺へと向かうことになります。
そして気分良く平たんな道を歩いていると、後ろを歩いていたうめ子が悲鳴をあげました。
振り向くと、1.5メーターはありそうな、青黒い蛇がボクとうめ子の間をすり抜け、林の中へと入っていくところでした。
かなり素早く木に登った蛇。どうやら黒化したシマヘビ(カラスヘビ)のようです。
中山連山ではマムシ、歌垣山ではヤマカガシ、そして信貴山ではシマヘビと、
春になり3連続で蛇と遭遇してしまいました。
次はアオダイショウあたりに出会ってしまうのかもしれません。
うめ子は蛇が嫌いなので、真剣に「これからの季節は無理だ」と悩んでいました。・・・どうしましょう?
それでは【其の二】に続きます。今日はここまで、まったね~。
信貴山という名前から、歴史好きな方は松永久秀を思い起こすかもしれません。
(少しマニアックですが)
戦国時代の武将松永(弾正)久秀の居城のあったところです。
東大寺の大仏を焼討ち(諸説ありますが)、将軍足利義輝暗殺、織田信長への謀反など、悪辣な人、梟雄として有名です。
しかし僕は、その最後、信長に攻められ戦死する時において、
以前より信長から所望されていた名器「平蜘蛛釜(茶釜)」を打ち壊して死んだ(又は釜に火薬を入れ爆死)、
という激しさに興味を持っていた武将です。
長くなってしまいますから、武将話はやめにしておきますが、
何にせよ、歴史を感じさせる山なのです。
信貴山口駅で9時にぽちこさんと待ち合わせをしていたのですが、
途中の乗り換えの駅で一緒になりました。
8時44分 近鉄信貴山口駅
まずは法蔵寺・高安山を目指し、ハイキングコースを歩きはじめました。
「史跡の道」と名前が付いている道を通ります。
遥か向こうの山上に、丸い小さな建造物が見えています。
「何かあるなぁ、遠いなぁ」と思っていたのですが、
うめ子に「あそこまで、行くから」と言われ、やや衝撃を受けました。
お寺など、観光地で有名なだけに、
かなり楽な山歩きになりそうだと思っていたボクの目論みは崩されてしまったのです。
そうそう、この辺の坂道の途中にトイレが設置されています。
たとえ低い山だといっても、急激な上り道というのは面倒なものです。
なかなか豊かな森なのですが、急坂のため、心に余裕が持てていません。
エゴノキ(学名:Styrax japonica)
エゴノキの新鮮な果実は洗濯石鹸の代用にしたり、すり潰して川に流し、魚とりに使ったりするそうです。
サボニンという有毒成分の有効利用とでもいったら良いのでしょうか。
9時18分 休憩所への分岐
休憩所へは行っていません。道標には高橋さん(誰?)のステッキがかけられていました。
白いフジの花だったと思うのですが、一面、埋め尽くされていました。
ムジナタケかな?と思ったのですが、よくわかりません。
キノコは同定する自信が無いので、調べることもおっくうになってしまいました。
でも、森のキノコはやはりかわいい存在です。
シュタタタっと登るうめ子の後ろ姿です。
実は、短期決戦を強いられる急な登りにボクやぽちこさんはギブアップ寸前で、
休み休み登っていたのですが、そういう場所でのうめ子は、辛さを内に秘め、黙々と登ります。
「橋が見えてきたら、少し楽な道になるから!」
と言ううめ子の言葉を信じ、ボクも頑張ります。
9時43分 かいうん橋
確かに橋がありました。実は「山の中に橋?」と、少し疑念を抱いていたのですが、
どうやら本当だったみたいです。
苦しいと判断力など、低下しますから気をつけないといけませんね。
珍しく滅茶苦茶バテているぽちこさん。
この日は体調が思わしくなかったようで、いつもならボク達よりも健脚な女性なのです。
それにしても、このコースは楽なコースのはずだったのですが・・・騙されてしまいました。
なるほど、ここからの道は平たんで楽ちんでした。
9時51分 気象レーダー
下から見えていた「山の上の丸いの」はこれだったのですね。
見た目、かなりの距離を感じていたのですが、来てみればそうでもなかったようです。
ここまで約1時間です。
さすがに整備された道ができています。
レーダー前の道路を逸れて高安山の三角点を探します。
少し高い場所を目指し、ザクザクっと歩いていくとすぐに見つけることができました。
9時55分 高安山三角点
umebocとぽちこさん。あ、右がボクですからね(分かってるか)。
なにやら開けた場所に車庫があり、ちょうど良い影もあり、
ここで小休止としました。
イタドリでも生えていれば、それを切ってきてお塩を付けて食べたいなと思いましたが、
細くて固そうなものしかなく、諦めることにしました。
そのかわり、ぽちこさん持参のゆで卵を美味しくいただきました。
10時00分~10時15分
イタドリの葉に、何かの幼虫がいました。
酸っぱそうな気がしますが、案外美味しいのかもしれません。
そういえば、若芽を摘んで、お浸しなどで食べると聞いたような気がします。
道路の脇に穴が掘られいて、水が溜まっていました。
雨水でしょうか、それとも湧いて出てきたのでしょうか。
どちらかといえば、湧いて出てきた水だと思った方が、楽しい気がします。
ジキタリス(学名:Digitalis purpurea)かなと、写真を撮ったのですが、
あまり自信はありません。
その場で本を見て調べることが出来れば良いのですが、時間が無いのでなかなか調べることはできません。
(本当は、本は重いので持って行かないのですけれど)
道路を渡り、向こう側の山道へ入ります。
あとは信貴山朝護孫子寺へと向かうことになります。
そして気分良く平たんな道を歩いていると、後ろを歩いていたうめ子が悲鳴をあげました。
振り向くと、1.5メーターはありそうな、青黒い蛇がボクとうめ子の間をすり抜け、林の中へと入っていくところでした。
かなり素早く木に登った蛇。どうやら黒化したシマヘビ(カラスヘビ)のようです。
中山連山ではマムシ、歌垣山ではヤマカガシ、そして信貴山ではシマヘビと、
春になり3連続で蛇と遭遇してしまいました。
次はアオダイショウあたりに出会ってしまうのかもしれません。
うめ子は蛇が嫌いなので、真剣に「これからの季節は無理だ」と悩んでいました。・・・どうしましょう?
それでは【其の二】に続きます。今日はここまで、まったね~。