【歌垣山 其の一】や【歌垣山 其の二】からお読み下さい。
能勢町野間にある大ケヤキを目指すことになった我々一行は、
府道4号線を西へと歩きます。
気持ち良く晴れた空の似合う田舎道です。
でも、何か洗練されたような田舎に見えるのは、ど田舎者のヒガミでしょうか。
自分の田舎ではリアル過ぎて、こういう風情を味わう気分にはなれません。
野間中の交差点まで来て、目の前の民家の上に、大きな木が見えてきました。
あれが大ケヤキなのでしょう。
11時16分 野間の大けやき
さすがに大きなケヤキで、やはり名所なのでしょう、意外に大勢の人がウロウロとしています。
ボクはこの大きな木を抱きしめたかったのですが、周りを囲まれ、侵入することはできませんでした。
天然記念物ですからね。
大木と日本の宗教的なものとの、切っても切れない繋がりが感じられます。
それにしても大きな木です。
樹齢1000年にもなり、大阪府では2番目に大きな木です。
カキツバタ(学名:Iris laevigata)
アヤメやハナショウブとの違いは、花の基部が白い斑紋(まれに薄い黄色)だということです。
野生のカキツバタは絶滅危惧種になっています。
ケヤキから少し離れたところに資料館があります。
そこには、奇麗なトイレもありますし、軒下にゆっくりと座ることの出来るベンチも設置されています。
お腹も減っていたので、ベンチに腰掛け、お昼休憩をとることにしました。
11時16分~12時03分 お昼休憩。
この景色を眺めながらのお昼ご飯、幸福感でいっぱいです。
思わずおにぎりを食べ過ぎてしまいます。いつもなのですが。
オオカワジシャ(学名:Veronica anagallis-aquatica L.)
大ケヤキと資料館の間に湿地が作られていて、上のカキツバタやこのオオカワヂシャが咲いていました。
カワジシャの若葉は食べられるので、これも食べられるのでしょう。
タチイヌノフグリやオオイヌノフグリなどと似ているなと思ったら、
どうやらゴマノハグサ科で、同じ属ということです。
ケヤキも見ましたし、お腹もいっぱいになりましたから、もと来た道を引き返します。
さっきまで歩いていた歌垣山が見えています。
反対側にはこれから歩いて行く妙見山が見えています。
キリ(桐、学名:Paulownia tomentosa)
桐の花をこんなにまじまじ見るのは初めてです。
面白いことに、この桐という植物も分類上「ゴマノハグサ科」です。
さきほどのオオカワヂシャ達の仲間なのです。
(「科」から「属」へと何百と別れてはいるのですが)
オオイヌノフグリ(学名:Veronica persica)
コウゾリナ(学名:Picris hieracioides var.japonica)
ニワゼキショウ(学名:sisyrinchium atlanticum)
北アメリカ原産の多年草です。
12時22分 大堂越への分岐を少し入った所
鳥居があったところまでは戻らず、道半ばほどで右へと折れ、山へと向かいます。
こういう用水路にザリガニがいたりするのですよね。
小学生の頃、よく友達とザリガニ釣りをしました。
煮干しなどの餌が無くなると、釣ったザリガニを解体し、新鮮な餌にしたものです。
子供って残虐ですね。
そういえばこの前、中山連山に行ったおりにはマムシに驚かされましたが・・・・
ヤマカガシです。
うめ子が「ヒャー、ヒャー、ひゃ~~」と驚いていました。
マムシと違い、動きも速く、毒々しい体色ですから、ちょっとビックリしてしまいましたね。
ボクは急いで写真を撮るのですが、ウネウネウネウネと逃げていってしまいました。
どうやらうめ子は蛇が大嫌いなようです。
というのも、子供の頃、家に頻繁に蛇がいたらしく、
時には何か物を取ろうとしたその物陰から蛇が出てきたりだとか、
部屋の中でふと上を見ると、鴨居を蛇が何匹も這っていただとか・・・・
トラウマになって当然ですね。
でも、中山連山にしろ、今回にしろ、蛇に好かれているのかもしれません。
自然の中の動物ならなんでも好きなボクですが、さすがに同情を禁じ得ません。
(じつは先日行った山でも、シマヘビに遭遇しました。3連続です。)
山道へと入り、しばらく進んでいると、かなり歩きにくい道へと入りました。
なんとなく、人が通った跡があるような、そんな感じです。
こういう道もあるのかなと、どんどん進んで行くのですが、
いくら進んでも「道」といえるものではありません。
ようやく尾根が見えてきてはいたのですが、そこへと続く道がありません。
どうやら、道に迷ったようで、どこから迷ったのかもわかりません。
なるほど、こうやって人は山で迷ってしまうのかと実感できました。
とりあえず、来た所を引き返します。
20分はロスしてしまったのではないでしょうか。
少し広めの林道を歩いていたのですが、その行き止まりが広場になっており、
右へ進めば(今考えると、登山道とは言えませんが)ボク達のように迷うことができます。
しかし、普通は見れば分かると思いますが、左が正解なのです。
くやしいので、右の間違った道へは、木の枝でバッテンを作って置いておきました。
13時20分。
大堂越へと向かいます。
13時27分 大堂越
妙見山のケーブル「黒川駅」へと下ります。
ホオノキでしょうか?
なんという草でしょうか。
シロザに似ているようで食べられそうなのですが・・・食べない方が良いのでしょうね。
13時48分 ケーブル黒川駅
ケーブルの横に、自分達でもいつの間にこんなところに!?というような感じで、
ひょこりと出てきて、ようやく到着です。
一時はどうなることかと思いましたが、振り返ってみると、里山歩きとも言える、とても楽しいコースでした。
ここから町中を能勢電鉄妙見口駅まで歩きました。
14時10分 妙見口駅
歌垣山登山口バス停からだと、約5時間(昼休憩除く)、意外と歩いたのですね。
それではこれにて歌垣山終了です。まったね~。
能勢町野間にある大ケヤキを目指すことになった我々一行は、
府道4号線を西へと歩きます。
気持ち良く晴れた空の似合う田舎道です。
でも、何か洗練されたような田舎に見えるのは、ど田舎者のヒガミでしょうか。
自分の田舎ではリアル過ぎて、こういう風情を味わう気分にはなれません。
野間中の交差点まで来て、目の前の民家の上に、大きな木が見えてきました。
あれが大ケヤキなのでしょう。
11時16分 野間の大けやき
さすがに大きなケヤキで、やはり名所なのでしょう、意外に大勢の人がウロウロとしています。
ボクはこの大きな木を抱きしめたかったのですが、周りを囲まれ、侵入することはできませんでした。
天然記念物ですからね。
大木と日本の宗教的なものとの、切っても切れない繋がりが感じられます。
それにしても大きな木です。
樹齢1000年にもなり、大阪府では2番目に大きな木です。
カキツバタ(学名:Iris laevigata)
アヤメやハナショウブとの違いは、花の基部が白い斑紋(まれに薄い黄色)だということです。
野生のカキツバタは絶滅危惧種になっています。
ケヤキから少し離れたところに資料館があります。
そこには、奇麗なトイレもありますし、軒下にゆっくりと座ることの出来るベンチも設置されています。
お腹も減っていたので、ベンチに腰掛け、お昼休憩をとることにしました。
11時16分~12時03分 お昼休憩。
この景色を眺めながらのお昼ご飯、幸福感でいっぱいです。
思わずおにぎりを食べ過ぎてしまいます。いつもなのですが。
オオカワジシャ(学名:Veronica anagallis-aquatica L.)
大ケヤキと資料館の間に湿地が作られていて、上のカキツバタやこのオオカワヂシャが咲いていました。
カワジシャの若葉は食べられるので、これも食べられるのでしょう。
タチイヌノフグリやオオイヌノフグリなどと似ているなと思ったら、
どうやらゴマノハグサ科で、同じ属ということです。
ケヤキも見ましたし、お腹もいっぱいになりましたから、もと来た道を引き返します。
さっきまで歩いていた歌垣山が見えています。
反対側にはこれから歩いて行く妙見山が見えています。
キリ(桐、学名:Paulownia tomentosa)
桐の花をこんなにまじまじ見るのは初めてです。
面白いことに、この桐という植物も分類上「ゴマノハグサ科」です。
さきほどのオオカワヂシャ達の仲間なのです。
(「科」から「属」へと何百と別れてはいるのですが)
オオイヌノフグリ(学名:Veronica persica)
コウゾリナ(学名:Picris hieracioides var.japonica)
ニワゼキショウ(学名:sisyrinchium atlanticum)
北アメリカ原産の多年草です。
12時22分 大堂越への分岐を少し入った所
鳥居があったところまでは戻らず、道半ばほどで右へと折れ、山へと向かいます。
こういう用水路にザリガニがいたりするのですよね。
小学生の頃、よく友達とザリガニ釣りをしました。
煮干しなどの餌が無くなると、釣ったザリガニを解体し、新鮮な餌にしたものです。
子供って残虐ですね。
そういえばこの前、中山連山に行ったおりにはマムシに驚かされましたが・・・・
ヤマカガシです。
うめ子が「ヒャー、ヒャー、ひゃ~~」と驚いていました。
マムシと違い、動きも速く、毒々しい体色ですから、ちょっとビックリしてしまいましたね。
ボクは急いで写真を撮るのですが、ウネウネウネウネと逃げていってしまいました。
どうやらうめ子は蛇が大嫌いなようです。
というのも、子供の頃、家に頻繁に蛇がいたらしく、
時には何か物を取ろうとしたその物陰から蛇が出てきたりだとか、
部屋の中でふと上を見ると、鴨居を蛇が何匹も這っていただとか・・・・
トラウマになって当然ですね。
でも、中山連山にしろ、今回にしろ、蛇に好かれているのかもしれません。
自然の中の動物ならなんでも好きなボクですが、さすがに同情を禁じ得ません。
(じつは先日行った山でも、シマヘビに遭遇しました。3連続です。)
山道へと入り、しばらく進んでいると、かなり歩きにくい道へと入りました。
なんとなく、人が通った跡があるような、そんな感じです。
こういう道もあるのかなと、どんどん進んで行くのですが、
いくら進んでも「道」といえるものではありません。
ようやく尾根が見えてきてはいたのですが、そこへと続く道がありません。
どうやら、道に迷ったようで、どこから迷ったのかもわかりません。
なるほど、こうやって人は山で迷ってしまうのかと実感できました。
とりあえず、来た所を引き返します。
20分はロスしてしまったのではないでしょうか。
少し広めの林道を歩いていたのですが、その行き止まりが広場になっており、
右へ進めば(今考えると、登山道とは言えませんが)ボク達のように迷うことができます。
しかし、普通は見れば分かると思いますが、左が正解なのです。
くやしいので、右の間違った道へは、木の枝でバッテンを作って置いておきました。
13時20分。
大堂越へと向かいます。
13時27分 大堂越
妙見山のケーブル「黒川駅」へと下ります。
ホオノキでしょうか?
なんという草でしょうか。
シロザに似ているようで食べられそうなのですが・・・食べない方が良いのでしょうね。
13時48分 ケーブル黒川駅
ケーブルの横に、自分達でもいつの間にこんなところに!?というような感じで、
ひょこりと出てきて、ようやく到着です。
一時はどうなることかと思いましたが、振り返ってみると、里山歩きとも言える、とても楽しいコースでした。
ここから町中を能勢電鉄妙見口駅まで歩きました。
14時10分 妙見口駅
歌垣山登山口バス停からだと、約5時間(昼休憩除く)、意外と歩いたのですね。
それではこれにて歌垣山終了です。まったね~。