みなさま、こんにちは。 朝晩寒くなってきました。 昼夜の気温差が激しい時期なので体調には十分気を付けて下さい。
さて、今回は10月13日に行われた答志島で行われた奈佐の浜海岸大掃除の模様をお伝えします。
はじめにこの大掃除は22世紀奈佐の浜プロジェクト委員会の主催で行われました。 22世紀奈佐の浜プロジェクトアピールを以下に掲載いたします。
伊勢湾流域を発生源とする流下ゴミは年々増え続け、年間1万tを超えると言われています。 その2分の1が三重県の鳥羽市に漂着ゴミとして打ち上げられています。 なかでも、のり、わかめ、牡蠣などが特産で自然の眺めにすぐれ美しい答志島には年間数千tの漂着ゴミが押し寄せてきます。島の皆さんや漁業関係者はなんとかのり網を守りたいと、ゴミを集めますが、拾っても拾っても、次のゴミがやってきます。 しかも、答志島の皆さんは奈佐の浜に漂着したゴミをオイルフェンスで囲って再び漂流ゴミとなってほかの地域に害を及ぼさないようにしています。 島の人たちの力だけで、これを解決するにはすでに限界を超えています。
ここに、我々伊勢湾流域に住む森、川、海の東海3県の市民が、一つの目標にむけ、全員で協力し、以下の目標をぜひ達成しようではありませんか。
5年後に奈佐の浜の漂着ごみの3分の1減
10年後に奈佐の浜の漂着ごみの半減
100年後に奈佐の浜の漂着ごみゼロ
〝奈佐の浜に、伊勢湾に豊かな海を取り戻そう〝
上記の趣旨のもと、われわれ「うみくら」も伊勢湾に注ぐ川の一員としてこのプロジェクトに参加してきました。
当日は絶好の天気に恵まれ、朝から隊員1号(長女ですね)と二人で直接鳥羽の連絡船乗り場へ向かいました。 他の人はレンタしたマイクロバスで行きました。
9時ごろに到着しバスのメンバーと合流して受付を済ませ、いよいよ乗船開始です!
実は僕、三重県で生まれ育ちながら今回初めて答志島へいきました。 鳥羽佐田浜から15分ほどで到着しました。 もっと離れているかと思ってました。意外と、いやめっちゃ近いです。
到着したら島の子供たちの太鼓でお出迎えしてくれました。
風が少々ありましたが天気も良く目的地の奈佐の浜まで30分程歩いて向かいました。
途中峠付近で目指す奈佐の浜を見る事が出来ました。
僕らが浜へ着いた頃にはもう清掃が始まっていました。 実は我々が来る前に先月末から今月上旬にかけて、奈佐の浜には大型クレーンも導入して実に45トンものゴミを回収し終えた、後のゴミの量でした。 それでも拾い始めると10分程でごみ袋が一杯になる量がまだ残っていました。このゴミの中には海蔵川から流れ着いた物もあるかもしれません。自己満足ですが、隊員1号と僕の二人だけでしたが少しは浜の美化に貢献できたかな?
掃除を終えたら桃取の公民館でお弁当が配られました。 地元で取れた魚介類を詰めた大変美味しい弁当でした。
昼食後奈佐の浜プロジェクトのテーマソングを作詞・作曲したちえ坊さんの歌で「奈佐の浜シンポジウム」の幕が開きました。 ちえ坊さんの「シンプル」「ウェルカメ」を聞いた後(これまた聞き惚れて写真を撮り忘れました。めっちゃ良かったです!)鳥羽の志州飛島太鼓の演奏がありました。子供たちが一生懸命演奏しており結構おもしろく、良かったですよ!
続いては地元答志島の太鼓「桃取天神太鼓」の演奏です。 我々が船で港に着いた時、出迎え演奏してくれた太鼓です。 でも演目が違っていて物凄く迫力があり非常に素晴らしかったです!
あっという間の滞在でしたが非常に充実した時間を過ごせました。
関係者のみなさま、大変お疲れ様でした。 ありがとうございました。
この活動は最初に書きましたが、数年で終えるものではありません。 まだ始まったばかりですが10年、20年、100年は無理ですが参加出来る限り続けたいと思います!
またこのような活動に興味のある方は毎月第4木曜日午後19:00より本町プラザ4Fにて海づくり会議みえ勉強会を行っておりますので、お気軽にご参加下さい。