海月美紗のおでかけ日記

おでかけ大好きです
見つけた小さな“happy”を記録していきます

オキクラゲと仲間たち

2024-05-13 13:10:00 | クラゲ

△オキクラゲ

(2024.4.30 加茂水族館)

刺胞動物門/鉢虫綱/旗口クラゲ目/オキクラゲ科

外洋性のクラゲなので「沖」クラゲ。

触手は8本、傘の大きさは5~8cm。傘上に刺胞魂をもつ小突起が多く見られる。刺胞毒は強く、刺されるとかなり痛い。

ピンクや赤紫、赤茶色…、個体によって色が微妙に違う。そのグラデーションがまた実に美しい。

△アカクラゲ

(2016.7.31 京都水族館)

刺胞動物門/鉢虫綱/旗口クラゲ目/オキクラゲ科

傘に放射状に赤い16本の縞模様が伸びる。傘の直径は大きい物だと30cmくらい。

触手は多くて長い。最大2mの長さになり、触手の刺胞にはやや強い毒がある。

この刺胞を乾燥させた粉が鼻に入るとくしゃみを引き起こすため「ハクションクラゲ」とも呼ばれる。

触手と口腕を長く伸ばして泳ぐ様子がとても優雅で美しい。「毒のある物は美しい」というのは本当だと思う。

△ヤナギクラゲ

(2023.5.2 加茂水族館)

刺胞動物門/鉢虫綱/旗口クラゲ目/オキクラゲ科

白い傘に、24本の赤い触手、白いリボン状の口腕をもつ。傘経は10cmくらい。

傘は若いうちは白っぽいが、成熟すると黄色っぽくなってくる。

加茂水族館の「クラゲ館長が選んだ美人なクラゲ60種」の表紙になっているクラゲ。優美で美しい。

△アマクサクラゲ

(2016.8.9 新江ノ島水族館)

刺胞動物門/鉢虫綱/旗口クラゲ目/オキクラゲ科

九州天草地方で見られる南方系のクラゲ。傘の大きさは6~10cmくらい。

成長とともに薄茶、ピンク、白色と体色が変化する。

触手と傘の中央部に刺胞魂がある。刺胞毒は強く、刺されると痛い。

クラゲ食。ミズクラゲを入れると触手で絡め取って食べてしまうが、共食いはしないらしい。

△パシフィックシーネットル(2019.5.2 新江ノ島水族館)

刺胞動物門/鉢虫綱/旗口クラゲ目/オキクラゲ科

北米西海岸に見られる大型のクラゲ。傘の色は金色、触手が赤いのが特徴。

「シーネットル」とは「海のイラクサ」という意味。イラクサは毒の棘のある雑草。

ヤナギクラゲに近い仲間で、和名は「アメリカヤナギクラゲ」。

繊細さはないが、力強くて存在感がある。だから、群泳していると迫力がある。

数年前、アカクラゲを捕まえたことがあった。傘経は10cmくらい。

口腕と触手が長いので、持ち帰って水槽で飼育するのは難しいと思い、あきらめて海に帰した。

だいたい、アカクラゲは毒が強いし、ミズクラゲを餌にあげなくちゃいけないし…。


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