△ギヤマンクラゲ
(2023.4.7 仙台うみの杜水族館)
刺胞動物門/ヒドロ虫綱/軟クラゲ目/マツバクラゲ科
ギヤマンガラスのように美しいことから、ギヤマンクラゲ。
傘の大きさは5cmくらい。傘の周囲に約32本の長い触手をもつ。
ものすごく透明で、2匹が重なっていると向こう側のクラゲがはっきりと見える。
長い触手を揺らめかせながら漂う姿が美しく、見ていて飽きない。群泳していると触手が絡んでしまわないかと心配になる。
△コブエイレネ
(2024.4.30 加茂水族館)
刺胞動物門/ヒドロ虫綱/軟クラゲ目/マツバクラゲ科
傘の大きさは2~3cm。ものすごく透明、白い4本の放射管と傘縁の白い点々が実に繊細、触手も細い。
1992年に鳥羽水族館の水槽内で発見され、新種のクラゲと判明。水族館にはいるが自然界にはいないという「謎のクラゲ」だった。実はすでに中国で野外採集されていたことが、最近になって判明したという。
△シロクラゲ
(2024.4.5 仙台うみの杜水族館)
刺胞動物門/ヒドロ虫綱/軟クラゲ目/マツバクラゲ科
傘の大きさは2cmくらい。4本のリボン状の白い生殖巣が特徴。傘の縁には約100本の繊細な触手がある。
光に集まる性質が強く、照明を付けると一斉に光の方向に泳ぎ出すらしい。
それぞれは小さいけれども群泳していると見事! ふわんふわんと漂う姿がなんとも可愛らしい!
△マツバクラゲ
(2024.4.30 加茂水族館)
刺胞動物門/ヒドロ虫綱/軟クラゲ目/マツバクラゲ科
傘の大きさは3cmくらい。エイレネクラゲと似ているが、放射管は6本。クラゲの放射管は4の倍数が多く、6本というのはめずらしいらしい。細長い生殖巣が緑色をしていて松葉のように見える。
ふわりふわりと漂いながら、時々ひょこっひょこっと傘を動かして方向転換。透明すぎて、緑色の線がなかったらどこにいるか分からなくなるくらい。
シロクラゲの仲間たちは実に透明度が高くて、すべてが繊細! 撮った動画を見返して、その美しさにため息をついてしまう。その代わり、透明すぎて写真に撮るのが難しい!