前回の銀座日記の続きでございます。
資生堂ギャラリー「第12回 shiseido art egg 冨安由真展 くりかえしみるゆめ」も観ましたのじゃ。
https://www.shiseidogroup.jp/gallery/exhibition/
(会場内写真撮影可)
新進アーティストの公募展「shiseido art egg」、第12回目の本年度は、350件の応募があったそうな。
その中から入選者3名の個展、トップバッターは冨安由真でございます。
初めて観る作家でワクワクじゃが、ギャラリーへ下りる階段から既にワクワクじゃ。
踊り場にも作品が。
ここから下を見ると、会場の一部が見えまする。
さらに下って、
バッハのゴルトベルク変奏曲が微かに聞こえる中、ドアを開けると、
会場全体がひとつの家になっており、7つ(付属の小部屋を含めて8つ)の部屋を巡る大型インスタレーション。
「くりかえしみるゆめ」のお題通り、どちら回りでもぐるぐる観られまする。
観た順に全部の部屋の写真を載せますゆえ、観に行く前に内容を知りたくないお方は、ここでUターンしてね。
わたくしが行ったのは平日午前中で、空いてて人がおらぬのに、住人の気配がするのでございます。
どのお部屋も仕掛けがあり、窓ガラスやドアをドンドン叩く音がしたり、ドアが突然開いたり、灯りが点滅して真っ暗になったり、黒電話のベルが鳴り出したり、テレビや扇風機がついたり・・・ひぃぃぃ~!
夢の中でオカルト映画の主人公になった気分にもなりまする。
【最初のお部屋】
【2番目のお部屋】ダイニングルーム。
【3番目のお部屋】衣装部屋。
【4番目のお部屋】
【5番目のお部屋】
5番目のお部屋に付属した小部屋。ここだけ明るい。
5番目の部屋を出ると、廊下に出るのじゃ。
【6番目のお部屋】洗面所。
【7番目のお部屋】一番広いお部屋。超常現象もてんこ盛り。
たいそう楽しゅうござりました。
この作家の作品、もっと観てみたいものよのぅ。
会期は7月1日まで。ご興味ある方はぜひ。