書くのが後回しになってしもうたが、数日前、東京都庭園美術館「建物公開2023 邸宅の記憶」を観たのでございます。
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/230401-0604_ReminiscenceOfAHouse.html
(写真撮影可)
旧朝香宮家邸である本館が大好きじゃからの、「建物公開」はアール・デコの館自体をじっくり楽しめて、写真撮影もOKで、いつも楽しみなのじゃ。
今回、新館の展示は予備知識なしで行ったらば、大好きなボンボニエールが多数!
ささ、まずは本館からまいりますぞ。
毎度同じような写真になってしまうが、たくさん撮ったゆえどんどん載せまする。
★本館1階
【正面玄関】
ルネ・ラリックのガラスレリーフ扉と、床の天然石のモザイクがお気に入りな玄関。
【第一応接室】
宮家を訪ねた来賓のお供の方々が、主人を待つ部屋。
【小客室】
四方の壁紙は、アンリ・ラパンの油絵が張りめぐらされておりまする。
アンリ・ラパン《花瓶》絵付け:カミーユ・タロー
【大広間】
《小袖 紅縮緬地菊尾長鳥の丸文様刺繍》朝香宮允子妃着用
允子妃が結婚前に着用されたもの。
《釉下彩藤花文大花瓶》制作:セーヴル製陶所
朝香宮夫妻がフランス滞在時、フランス大統領から贈られた花瓶。
【次室】
お気に入りの香水塔。
【大客室】
アンリ・ラパンの内装設計が素敵で、お気に入りなのじゃ。
【大食堂】
アンリ・ラパンの内装設計で、ルネ・ラリックの天井照明《パイナップルとザクロ》はじめ、あちこちに果物や植物や魚介のモチーフが見られ、円形の窓もお気に入り。
【小食堂】
朝香宮一家の日常の食事で使われた部屋。
お2階へまいるぞよ。
【第一階段】
★本館2階
【二階広間】
【若宮寝室】
【合の間】
《留袖 黒綸子地に檜扇に花文様》朝香宮允子妃着用
【若宮居間】
《三羽揃いのペリカン(ペンギン)》制作:ロイヤル・コペンハーゲン
【書庫】
【書斎】
アンリ・ラパン《書斎用家具(机、椅子、カーペット、電話台)》
【殿下居間】
【殿下寝室】
右手の壁に掛かっているのは、朝香宮鳩彦王所蔵のゴルフクラブ。
【第一浴室】
【妃殿下寝室】
ラジエーターレジスターは、妃殿下ご自身がデザインされたのじゃ。
【妃殿下居間】
台の上のバルコニータイル(復原品)は、さわってもよいのじゃよ。
朝香宮允子妃《アイリス》
【ベランダ】
【姫宮寝室】
姫宮寝室前の、お気に入りの照明。
【姫宮居間】
《ウォッシュスタンド》
★本館3階
【ウインターガーデン】
温室として設けられた部屋。ここに入るのは久々じゃ。
★新館
【新館 ギャラリー1】
当館所蔵の朝香宮家伝来品や、本展のために里帰りしてきた衣装、工芸、調度など展示されておりまする。
《オルゴール》
鳩彦王・允子妃の婚礼の際、海軍高等官より贈られた品。
アンドリース・コピール《ガラス製大花瓶》制作:オランダ・レールダム社
朝香宮邸の新築祝いとして、相馬孟胤子爵から贈られた花瓶。
根箭忠緑《黄銅製耳木菟形壺》
鳩彦王が陸軍中将近衛師団長になった際、秩父宮雍仁親王より贈られた壺。可愛い。
左《振袖 萌黄紋緬地破立桶鶴に桜牡丹紅葉の折枝文様刺繍》
右《小袿 葡萄地小葵菱地尾長鳥花丸文縫取二十織》朝香宮允子妃着用
《ワードロープ》
【特別出品 ボンボニエール】
最後のコーナーに、たくさんのボンボニエールが~!
ちっちゃくて精巧なボンボニエールは大好きで、喜びの舞を舞い踊ったのでございます。
他に人がおったゆえ、この展示風景は一部分じゃよ。
[朝香宮家]
[大礼]
[天皇家]
[直宮家]
[旧宮家]
[さまざまな形・素材]
大好きな鳥モチーフも色々。
他にも色々ございます。
【ミュージアムショップ】
開館40周年「ニッポンのアール・デコはじめました」グッズがございました。
館内の意匠をもとにデザインされた、本革のバッグや靴。
左は正面玄関の照明器具を、右は次室の香水塔をモチーフにしたバッグ。
お気に入りのアール・デコの館をじっくり堪能でき、ボンボニエールも色々観られて楽しゅうござりました。
会期は6月4日まで。