フランスでは初夏の名物ホワイト・アスパラガスを食べる事がスティタスの時代がありました。遠い昔の話ですがシャンソン歌手の石井よし子がパリへ留学していた時、そのホワイト・アスパラガスが食べられなかったとエッセイに書いていた。そこで庶民は日本の下仁田葱に似たリークをコンソメで煮て食べたそうです。それを”貧乏人のアスパラガス”と紹介していました。この時季になると葱がとても美味しくなるのでいつも一度は食卓に乗せている。日本の葱はリークより柔らかいのでくちゃっとなり易いが、口に入れた繊維質の食感はアスパラガス。製本教室の男性は目をつぶって食べたらわからない…と言っていた。可笑しいけれど本当です。お皿は今は怖~いイスラエルで買ったパンと魚のお皿、青が料理をひきたててくれると思う。