三島由紀夫が阿部譲二をモデルに書いた最晩年の恋愛小説です。角川文庫で復刻され読んでみた。女性週刊誌”女性セブン”に連載された。盾の会の資金が不足して、週間なのに全部書き上げて原稿を渡していたそうです。阿部譲二がモデルと言うことが頭にあるので主人公がどんなにハンサムでもピンと来ない。三島由紀夫らしい鋭さがなくだらだらと話が進み、もう止めようと思いながら読んだ。しかし最後はあっとすべてが理解できた結末、この最終の数頁が三島由紀夫らしいと思った。自衛隊での割腹自殺をする前日、阿部譲二に電話があり銀座のバーの「ボトルはみんな君にあげる」と言ったそうです。何時も思うが、類まれな才能を持ちながら”文”が”武”へいってしまった…残念でなりません。
芽キャベツは大きくなったものから摘んで使うし、お店でも袋に入れて売られています。JAの朝市で一株ごと売っているの見つけました。姿は芸術的で面白いし、美しいと思う。ボタニカル・アートの絵心があれば、描きたい思いです。ベーコン、玉葱の薄切りと一緒にトマト味で煮込んでいただきました。本来は付け合せのものですが。
ウィーンの街中で出会った可愛い子馬の背中に書いてあったドイツ語、辞書を頼りに読んでみました。”どうぞ冬を越すサーカスの動物を助けてください,有難う”と書いてあったらしい。冬はテントなどを張ってのサーカス興行は出来ないので、こうして街頭で募金をしているのでしょう。良く見るとおじさんの手には缶がみえます。あぁ2,3ユーロあげればよかった。悔やむ事しきりです。
相変わらずのお節です。手前のテリーヌ、黒豆、くわいの煮物、百合根の粒マスタード・マヨネーズ合え、は私の作。そして孫のお気に入り、ロースト・ビーフも焼きました。お重は北海道の鶴雅という料理屋のものです。一昨年初めて注文し、北海道の地のものばかりで、素材がよく味も良かったので続けて取りました。しかし、今年はがっかり。何か解らない煮物が多く、こちょこちょっと作った感じです。少し安くなっていたので不安でしたが的中!こんな雑なものもう決して買いませんよ。 飲み物はモエ・エ・シャンドン…娘の会社のシャンパンです。やはり美味しい。
明けましておめでとう、ございます。本年もブログMrs.Uponwaterをどうぞよろしくお願い申し上げます。
お正月飾りを手作りしました。稲穂は10月、稲刈りの終わった田んぼで拾わせて貰いました。松と金銀水引は買ってきました。
シシィのすみれ砂糖菓子のお店、ゲルストナーです。全体にブルー系で美しいお店。こじんまりとしていますが、1847年からの歴史があり、宮廷の晩餐会などの料理も取り仕切ったそうです。デーメルもこのシシィのすみれ砂糖菓子では有名ですが、負けず劣らずゲルストナーもすみれそのものを大切にした作りでいいと思う。そういえば美術史美術館のカフェはこのお店の経営です。”カフェ・ゲルストナー”