2001年にウィーンへ旅した時はお目にかかれなかった、シシィのすみれの砂糖漬け。皇妃エリザベートが愛したお菓子です。愛称シシィから”シシィのすみれの砂糖菓子”といわれている。1847年からの伝統のあるゲルストナー、皇室御用達のお店のものです。濃い紫、微かにすみれの香りがします。上品でさらっとした甘さで香りが引き立っています。口の中で優しく転がしていると、小さなすみれが現れる。とても優雅な時です。オーストリアの冬の旅が走馬灯のように浮かんできます。僅か30gで11ユーロですから貴重品。
ウィーンにはチョコレートをコーティングしたドライフルーツがあります。話に聞いていたのですが見つからず、帰り、空港で見つけました。いちじく、杏、オレンジピール、なつめ、パイナップルなど、ドライフルーツは甘いが、チョコレートがビターなのでマッチしてとてもいい。
ウィーン名物、ザッハー・トルテです。何回か出てきました。どれも美味しいのですが、甘すぎて良くない。生クリームをあわせていただく。チョコレートも質の良いものが使われているのですから、それを生かしたケーキにすれば…しかし伝統を頑なに守る彼等、仕方のないことなのです。
オーストリアの家庭のインテリアはどんなでしょう?「ホームズ・アンド・ガーデンズ」と言う雑誌のタイトルが読めたので買ってみました。当然、中はドイツ語です。インテリアなどの雑誌は写真を見るだけでも楽しいので、英語圏以外でもよく買います。趣味の良いシンプルな感じのインテリアが載っています。