1589年ヴイルヘルム5世が自分の好みに合ったビールを造るために作った醸造所で、歴史はあるのですが、団体用の体育館のような所に押し込まれ情けなかった。その上、中国の小学生の団体も入って来たので驚いた。ドイツでは16歳からビールを飲んで良いそうで、保護者同伴なら14歳からと聞いたが、小学生と一緒に飲むなんて、こんなに泡は細かくて…でも楽しくないし美味しくない。お仲間の男性が階下のホールを覗いたらそれは賑やかで…と言っていました。一般市民が金曜の夜を楽しんでいます。
小さな街を廻って感激も覚めやらぬうち、ミュンヘンへ入りました。ミュンヘンはスキップしても良いのにと思う。1867~1909年に建てられた比較的新しいネオ・ゴシックの市庁舎。30分の自由時間に靴を買いたいとデパートへ入ったのですが、見渡すと高級デパートではないらしい。いい加減な靴ばかり…それにしても30分で”靴”は無理ですね。有名なパン屋さんの方へ廻れば良かったと悔やまれます。
レーゲンスブルグにドン・ファンの像があります。神聖ローマ皇帝とレーゲンスブルグの町娘の間に生まれ、皇帝崩御後王族と認められた。24歳の時レパントの戦いでスペインに大勝利もたらし英雄となったと言われています。プレイ・ボーイのドン・ファンは伝説上の人物でモーツアルトの”ドン・ジョバンニ”とは関係はないそうですよ。
イタリア旅行の途中、ゲーテは此処レーゲンスブルグへも立ち寄りました。1786年貴族や裕福な商人たちの利用する旅籠”白羊亭”へ投宿した。細かく出費を記録していたゲーテはレーゲンスブルグで小型トランクを買ったなど旅日記に出てくるそうです。レーゲンスブルグはゲーテ街道の重要な拠点でもあるのですね。