「あたしが、おじさんのエンゼルケアしてあげるから、安心して」
「かいもしょちゅ」の水割りをグビっと飲んで「ヨーコ」が言った。
このブログには以前からいろんな「ようこ」が登場するのをご存知の方もいらっしゃいますが、今回の「ヨーコ」は小僧の小・中学生からの同級生で、しょっちゅう我が家に遊びに来ては泊まっていったりして、寝ぼけてオヤジの胸に踵落としを喰らわして肋骨を折ったムスメであります。
その「ヨーコ」が半年ぶりくらいに我が家にやって来て、芋焼酎を飲むというので出してやったのが「かいもしょちゅ」で、鍋をつつきながらお互いの近況を話している時に口をついて出たのが上記のセリフ。
「ヨーコ」は老人介護施設で働いていて、
「おじさんよりでっかいお爺ちゃん(どこがじゃ:(;゙゚'ω゚'):)をお風呂に入れてあげている」
と言うのだが、そもそもなんだ、エンゼルケアっちゅうのは❓
エンジェルの尻について行ったことはあるが(エンジェルの尻について行く 参照)、「俺たちは天使じゃない」し、下衆な妄想だが「エンゼルケア💕」なんて風俗店があったりして、もしそうでもワシはムスメにエンゼルケアしてもらうような鬼畜ではないぞ😤
「ヨーコ」にシラっとした目で睨まれ大雑把な説明を聞いたが、自分でもググって調べたことを要約すると、
エンゼルケアとは、人が亡くなった後に行う死後処理のことで、その目的は大きく分けて3つあって、
1、感染症を予防するため
2、遺体をきれいに整えるため
3、家族の心をケアするため
で、「おくりびと」のような「湯灌(ゆかん=ぬるま湯で故人を拭き清めること)」をしたり、エンバーミング(遺体の保存・防腐・殺菌・修復処理を目的とした処置のこと)をしたりすることはないそうな。
もし病院で最期を迎えてしまったら、管などの医療用具から解き放ち、アルコール綿で清拭したり、穴詰めをしたり、口を閉じたり、しもの処置をしたりすることになるが、それがエンゼルケアで、病院によっては「エンゼルケア代」として会計することもあるらしい。
葬儀社ではそれに加えて死化粧したり死に装束をつけたりといろいろオプションもあるようだが、「ヨーコ」の働く施設では看護師と一緒に基本の死後処理をするのだという。
ふ〜ん、なるほどね。
かあちゃんは以前葬儀社でお手伝いしていたこともあり、オヤジそっちのけで「ヨーコ」とその話しで盛り上がる。
まあ近ごろ😇あっちの世界が身近に感じられるお年頃だが、まてっ‼️ すでにワシがお亡くなりになってるていで盛り上がるのはやめれ!!
それにだ、なぜ「エンジェル」じゃなくて「エンゼル」なのだ?
「エンゼル」と名の付くのは森永の「エンゼルパイ」と映画「エンゼルハート」(1987年公開 アラン・パーカー監督・脚本 ミッキー・ローク主演)くらいしか思いつかん。
「ヨーコ」に問うても❓❓なのでまた調べてみたら、
「Angel Care」と言うと、新生児ケア👼の意味になるそうで、それと区別するためではなかろうか。
何れにしてもマジにそのへんのことも考えざるを得ないポンコツだし、どんな死に様になるかはわからんけど、せっかく言ってくれたのだから「ヨーコ」ちゃんにエンゼルにしてもらおうかね( ̄∀ ̄)