プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

◇ ジョン・アーヴィング「未亡人の一年 上下」

2022年01月30日 | ◇読んだ本の感想。
ああ、長かった。やれやれ。ようやく読み終わった。

読み終わったのがもう一週間ほど前なので、内容はかなり忘れてしまった。
いや、内容はうっすら覚えているが、その時思ったことどもとか。

まあとにかく、扱っている要素にまったく興味が持てないわけで、
そういう人が読んでも面白く読めるわけがないんだなあ。
なにしろ最初が、4歳児が母親の不倫現場を目撃するシーンですから。

そしてそのあと、延々と、母親の失われた愛息たちへの執着、
不倫相手の母親への主に心情的な偏執、父親の性的放縦、
そういうことから影響を受けた主人公ルースの葛藤の数々……
興味ない。そんな話は。
あ、最終章はあんな安易でいいの?だいぶお安く終わった感。

でも読める文章ではあった。読んでいて腹は立たなかった。


もっと前の人かと思っていたけど、わりと最近の人なんだね。
この作品なんて1998年出版のものだもの。
その20年くらい前の作品のイメージ。

「ホテル・ニューハンプシャー」「ガープの世界」など、この機会に
有名どころを読んでみようかと思っていたけど、
ここまで興味ないものを書いている作家を読んでも不毛な修行だと思ったので、
この一作で止めておきます。
まあアメリカ近代文学(ですよね?)の一作を読めたのは良かった。




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