プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 大河ドラマが生まれた日 >

2023年07月01日 | ドラマ。
面白かったけど、ドラマとしては小粒だったなー。
多少再現ドラマ。だったらもう少し当時の状況を詳しく入れてくれたら
もっと知識が増えたと思うんだが。
その、回転式セット交換とか、場面撮りとかはなるほどと思ったので、
そういう部分を多く入れてくれればね。

ドラマ部分は、大雑把にいえば停滞。
下宿のお嬢さんとの話もたいして進まないし、
大河ドラマを成功させて次の大河もががんばりましょう、ってしかならないし、
そこで動かすドラマじゃないといえばそうなんだろうけど、ドラマ的じゃないですよね。
尾上松緑を全く出さずに佐多啓二、淡島千景だけってのは不自然じゃないのか。

まあそこらへんを割り切ってみればそこそこ面白かったけど。

「花の生涯」って井伊直弼の話だったのねえ。
わたしはこの頃のことは、数年前に「奸婦にあらず」で読んだけど。
ああ、佐田啓二は長野義言役だったのか。七之助はやっぱり好きだ。

そして、中井貴一は佐田啓二の息子だったねえ。
貴一は出さなかったんだね。貴恵は出したけど。まだ生まれてなかったのだろうか。
中井貴一は出演者として感慨深かっただろう。もう少し若ければ、
佐田啓二役で出たかっただろうか。

まあでも気持ちいいドラマではあった。
ただ今後こういうのを作るなら、もう少しドラマ部分を追求するか、
もっとドキュメンタリー的な側面を盛り込まないと薄いと感じるなあ。
どっちつかずだと感じた。



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