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2024年01月14日 | ☆映画館で見た映画。

ブラーボゥ!

前作よりも普通の作品で普通に面白かった。わたしはこっちの方が好き。
わくわくしちゃったよ。ひさびさ。

前作は18年前か……。そんなに前だったか。大昔だなあ。
当然デップは年齢的にチャーリー役は無理で、今回の主役はティモシー・シャラメなる人。

この人が!良かったですね!
顔がいいのも大きいが、演技がちょうどいいと思った。
しかもド・ミュージカルですよ。舞台的なというか、昔ながらのミュージカル。
アンチ・ミュージカル派には「なぜ突然歌いだす?」と言われてしまうような流れ。

が、そんな役柄を強からず弱からず、気負わずにやっていた。
楽しそうすぎない。ほんの少し陰がある。そのわりに能天気で、でもバカそうには見えず。
ちょうどいいバランスの素晴らしさ。これは良かったですよ。

この人は今後来るね!……と言おうと思ったら、年齢的にはすでに27歳で、
とっくの昔にアカデミー賞ノミネート俳優。
まあわたしは今まで聞いたことがないが、海外俳優に強いわけではないので仕方ない。
「DUNE 砂の惑星」の1と2に出てるんですね。でも見てないし、見ないだろう。
別な映画でもはよ見たいなあ。


作品としては多分前作との関連はほとんどないんだろうね。
ざっと見たところ、制作陣も被ってない様子。
唯一共通しているのは色彩の鮮やかさ。前作はちょっとシュールな色使いだったけど、
こちらはソフト寄りで若干上品、可愛かった。

お店の中央の木は桜のイメージということでいいですよね?
途中のうろにカオナシがいなかった?
巻き戻しして見たいと思った。
あんなきれいなお店が燃え落ちてしまうの、もったいなかったなー。ちょっと傷つく。

とにかく絵作りが良かったよね。
イギリス・アメリカ合作映画で、イギリス寄りの世界線だろうが、あからさまな
イギリスではなかったですよね?大聖堂を使っていた気はするけど、
あれはロケ地はイギリスでしたか?
イギリスといえばゴシック!な気がして、ロケ地に心当たりがないのだが。
全体的にはむしろヴァチカンに似ていると思った。
イギリス国教会には懺悔室とかあるのかなあ。

最後の、お母さんの図書館はオックスフォードの何とかっていう図書館ですよね。
ボードビリアン……じゃなくて、ボドリアン図書館。そこだけだな、心当たりがあるの。


洗濯仲間の元会計士、この人ものすごく見たことがある!と思っていたが、
思い出すまでしばらくかかった。誰だっけ誰だっけと思いながら見ていた。
「ダウントン・アビー」の執事さんじゃないですか!
再会出来てうれしいよ。海外ドラマはいうてそんなに見ないから、
映画に出てくれないとなかなか見られないのよね。

あとはローワン・アトキンソンが出てきた時は笑ったし(けっこう変わってないですね)、
前作では原住民スタイルだったウンパルンパを、ヒュー・グラントがやっていたのが
驚きだった。原住民スタイルを期待していた気持ちもあったから、多少がっかりしたけど
今回の紳士スタイルも面白かったですよ。

ダンスも楽しかったし。声も良かったし。
見てて幸せになれる映画でした。実はミュージカルだという認識なしに行ったから、
始まってから「おお!ミュージカルだったか」と思った。
とにかく楽しかった。エンドロールで拍手をしたくなったよ。
ここ数年、ほんと洋画の頻度が減ったから……1年以上ぶりの洋画。
面白い映画を見たいものです。



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