この映画は公開当時、予告で、見ようかどうしようかちょっと迷った映画。
見れば楽しいだろうなー、とは思ったが、多分予想を逸脱することのない楽しさでしょう。
こういうストーリーで“予想通り”だと、劇場で見るのはちょっと勿体ないかなー。
そう思って劇場には行かなかった。ゆえにテレビでやってくれて嬉しい。
“予想通り”の楽しさでした。難しいこと何も考えないで吉。
カラフルな色使いを楽しみ、役者の大げさな演技を楽しみ、予定調和のエンディングを楽しむ。
最近あんまり見ない気がする塚地も、この頃はけっこう役者としての活動が多かったか?
「キサラギ」でも出てたよね。わりといい演技が出来る方だと思う。
本上まなみの使い方が意外。もっとてきとーなおねーちゃんでも良かった気がするけど、
本上まなみと池内博之のこの位置のカップリングは意外性があって、得した気がした。
谷原章介……。自分の顔見て、「ハンサムや、ハンサムや」連呼するのは
ある意味キツかったのではないか。それともそれを当然のように受け止められるから、
役者なんて仕事が出来ているのかもしれないが。
しかし二点。
最終のどんでん(?)は、作り的に納得できんな。
アレをああ作っちゃ、今までの話はなんだったのか、ということになるだろう。
ヒロインの行動が厭味すぎになってしまわないかい?偽善的っちゅうか。
まあ、美人になったことがないので、美人であることの悩みはわからないけどねえ。
もう一点。これは作品とは関係のないところではあるが。
ハンサムが大なり小なりこういう生活を送るもんだとすると、
……ジャニーズに代表されるイケメンたちが、人として正常な感覚を持っている可能性は低いな……。
というのは安易すぎる考え方ではあるかもしれないが、
物心ついてからずっと、ちやほやされる人生しか知らない場合、
何かとんでもない欠落があるのではないかと、つくづく……
ま、それはイケメン・美人に限ったことでもないんだけれど。
誰にでも多少は欠落があるだろうしね。
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