読んではいけない本?!＝小野不由美著『残穢』

怖い本を読んでしまった。。。
それも怖さのあまり・・・というか、
止められなくて、
夜半、一気に読み終えてしまった。
（これもリタイヤしたシニアの特権？）

山本周五郎賞受賞のドキュメンタリー・ホラー『残穢（ざんえ）』（新潮文庫）


内容は・・・
転居したばかりの部屋で何かの音や気配が。。。
入居者が居着かないマンションやその周辺での聞き込みを続ける内、
時代は大正・明治まで遡って、様々な因縁が浮かび上がってくる・・・

強い怨恨は穢れとなって土地に残存し、感染し、拡散する。。。

主人公の『私』は語られる経歴から作者自身と推測され、
小説なのかノンフィクションなのか、戸惑うほど、
土地の来歴とその背景となる時代の変貌が詳細に描かれている。

読み終えて、
我が家の土地は
（昔はどんな土地だったのだろう）、
（どんな歴史を重ねて来たのだろう）
そんな事を考えてしまった。

解説がこれ又怖い。
山本周五郎賞選考委員の石田衣良氏は
「この本をずっと自分の本棚に置いておく気にならない」と言い、
同じく選考委員の唯川恵氏は
「この本を手元に置いておくことすら怖い」と言う。

あ～、やっぱり怖い。。。

だから当然写真は撮らないし、どう捨てるか悩む（苦笑）。

『残穢＝住んではいけない部屋＝』として映画化され、
来年１月全国ロードショーの予定らしいけど・・・

私の場合、
「読んではいけない本」だったかも（笑）


今日のおまけは口直しに？

先日訪れた弘前の街で、
ブラブラ歩いて見つけた「藤田記念館庭園」の喫茶室♪



レトロな建物、
おまけに弘前ならでは？
ゴロゴロリンゴが入った、アップルパイを堪能しました♪


「フーン・・・アップルパイ？人間はイイネ！」　　ｂｙリンリン＆サララ


※リンリンとサララは里親募集のサイトで出会った子です。
ペットブームの中で、可哀相な子が沢山います。
ペットを飼いたいと思ってる方に、
こんな選択肢もあることを知って頂きたいです。

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