うさぎ穴便り

タラッタ、ラッタラッタ♪うさぎのように耳をたてたて、お鼻ひくひく。好奇心旺盛ぶりを「うさぎ穴」から発信!

報知映画賞3冠おめでとう!!続ALWAYS三丁目の夕日&真っ正直哲学役者、堤真一さんのこと

2005-12-01 01:19:18 | 映画
  あれ、日づけが12月になっちゃいました。
 12月1日に嬉しいこと書けて、これまた嬉しいなあ!

 夕日町3丁目会報より報知映画賞で3冠というメールが届きました。
最優秀作品賞!!この映画ファンなら当然やった!おめでとうという感じではないかなあ・・。そんな映画だと思います。
 そして、なんと!大好きなつっつん、堤真一さんも最優秀助演男優賞受賞だ!!映画関係では初受賞なだけに、つっつんファンもすごく嬉しいと思います。薬師丸ひろ子さんと夫婦役でアベック受賞。
本年度一番先の映画賞受賞で、演技も縁起も、ほんにほんによさそうですね。この先の賞レースもかきまわして欲しいです。
なので、今からDVDが楽しみでなりません!この大好きな映画を何度も繰り返し観る事ができるのかと思うと、顔が笑っちゃいます。それ以上に、ついててよかった!&あって嬉しい!DVDの素晴しい特典、メイキングも観られるから。この映画のメイキングには「姑獲鳥の夏」同様とても興味がわいてます。撮影現場に興味がある者にとっては、かなりワクワクドキドキ感が高いんじゃないかなあ・・。私はかなりかなり高い!^^。

山崎監督さんの受賞の言葉は、「みんなにもらえた感じが嬉しい」という見出しでしたが、私がパート1で書いたブログと同じく、スタッフの皆さん全員がいただかれたようで、すごく嬉しいです。そんな作品を観て感動したファンまでも、いっしょに心から嬉しくなる映画なんだと受賞されたことでますます感激してしまいました。
 モノクロではない、昭和。カラーで見ることができた昭和33年というのものの感動の大きさも、パート1で買いた私なのですが、山崎監督の「写真はモノクロだから当時の正しいカラーに再現する確認作業だけでも大変だったが、撮影は楽しい思い出ばかりだった」とあって、やっぱり大変だったのね、だから、そのあたりの一生懸命さも伝わってきたのねと、裏話を聞けば聞くほど、うさぎ穴のうさぎは、耳がたちっぱなしになり、鼻はそれ以上に感じたくてヒクヒクになるのです。
 公開3週目でハリポタに越されて2位にはなったけど、ケイタイもパソコンもなくて、やっとテレビ、やっと冷蔵庫。エアコンの姿もどこにもなく、湯たんぽや扇風機が、ぼくのおかげでしょっ、とやっている、この映画は賞の受賞で、まだまだロングラン行きそうでかなり嬉しい!!

 つっつん、堤真一さんは、「三丁目」では、まるで怪獣というより、怪獣のような昭和の大胆にぶっきらぼうが気持ちいいい鈴木の父ちゃんの役。家が壊れる!息子も壊れる!文学ぶっとぶ!!一平ちゃんの頭をペンチンペチンのたたき、何かの間違いだからサンタに野球版を返して来いと言う父ちゃん。くたばれババァと言っても、悪態ついても人にお金貸しちゃうあったかい父ちゃん!!すごく似合っていましたね^^。必死で怒っていたという、役作りはしないという堤さんが素敵です!
 フライ、ダディ、フライでは、情けないおっさんがどうにも切なくて抱きしめたくなってしまう役。
映画賞初受賞はこの二つの演技が対象だったようですが、われらがつっつんは、「姑獲鳥の夏」でも長ぜりふに、いつものように、長いにもほどがあると、おったまげ発言しつつも京極堂は名演技でした。
もう一本忘れちゃならない「ローレライ」の朝倉大佐。出番が少ないのに写真だけでも強烈な印象をスクリーンに残してしまうという、どんな役を演じても、その雰囲気に、おはなひくひく状態にさせられてしまうほど、役柄の素敵な空気を作り出せる貴重な役者さんだと、私は思っています。
そこが演技の点では、つっつん隊をやめれないひとつの理由かなのかなと、書きながら思ったところです。舞台での立ち姿や真正面に劣らず、横顔ハンサムには当然、目を奪われるのですが!!
テレビでは、ドラマは当然なんだけど、「武蔵の又やん」も当然なんだけど、今年の春の「ドイツ通」。私はドイツっつんと勝手に名づけていますが(名づけは趣味です)、このドイツっつんも、真っ正直もんで、感激して鳥肌たっちゃったり、ぶつぶつ言ったり、ぶっとんでみたりと、最高の人間の匂いがしていますね。
映画では、「卒業」の真山先生にもひくひくしてて、しょっちゅう、DVDを観てしまいます。大好きな映画でもあります。
 もう一つの堤さん大好きな理由は、あの真っ正直なインタビューの態度や発言にも大ありです。昔は何しゃべっていいのかわからないと言って、会見でもブスっとしていて、この人はちゃんと人生歩いていけるんだろうか・・?楽しい人生歩いていけますようになどと、ファンでない時でも祈ってしまっていたという、なぜか欠点も憎めない人でした。
つっつん発言は、ああくるかな?と思ってしまうようなことはまったくなく、想像してない言葉でツッコミされるところですね^^。
「卒業」の会見のときの、これから卒業していく人たちに一言と言われて、この不況にどうやって生きていくんだ?と答えていた堤さん。バカうけしちゃいました。きれいごと言わないんだもん。絶対に。
 最近は、インタビューの内容も充実した感じがするし、すごく人のこと、世の中のことをよく観て感じていらっしゃっていることがよくわかるような答えで、それが、私も同様に前向きでいられるお話ですごく勉強になっています。
いい生き方されていての映画賞初受賞は、堤さんにとっても、すごいお祝いなんじゃないかなあといつもながら、勝手に「いっしょ喜び」しちゃいました。
 いつも心で思ったこと、感じたことをそのまま言っちゃうところが堤さんのいいところであり、悪いところなのかもしれないですが(ほんとは、いいところであり、いいところでもあると言いたいところですが・・)。
 今回の受賞の言葉も助演男優賞受賞は、「演技派の賞って感じで嬉しい」という本音だなあと思いました。決して言葉に嘘のなさそうな、いや、ない堤さんの、自分を飾らない、ちゃんと自分の弱みも隠さないところ、大好きです。
もうひとつ、今回のインタビューで印象的だったのは、自分を「精神的に弱い人間」といいながら、反面幼少時から心の底に漠然とした怒りに似た感情があって、それを捨てたい。そうものってエネルギーにはならないことまで、ちゃんと悟っている。という部分。丸でお坊さんにでもなりたいと言ってるみたい。そこまで、自分を探求しているのか、この人は。そんな人は他人のことも深く人をみることができる。それは、ダメな人なら、隠しても見透かしてしまう術を持っているということになる。こういう人がそばにいると、頼りにもなるけど、緊張感ももてる。他人も一緒に育っていけそう。ファンもいっしょに^^。
 80歳まで人生をまっとうしたいと最近いつも言ってる堤さん。長生きして欲しいです、堤さんのお父様のぶんも!!
 40歳になったら聖徳太子になるだとか、50歳くらいで、人間の幅になるかもと、宇宙飛行士とか公務員になるだとか、華花粉症になったら役者を引退するだとか。お茶目でおったまげな堤さんには、一生つっこまれてみたい。つっつん大好きな女がたくさんいることを、思いしって欲しいもんですねえ。ね、つっつん隊の皆様!(笑)
いつ、いかなるときも変わらず、初心だけは忘れたことのない堤さん、報知映画賞最優秀助演男優賞、ほんとにほんとにおめでとうございます!!!!!
 最近読んだ著作権の先生である豊沢先生は、ほめよう会という会を作っていらっしゃいます。人はほめれば、必ず成功して大物になる。褒めた者も気持ちがいい。反対に攻めたり、おまえはダメだということばは叱咤激励のように思うが、間違いだとおっしゃっています。怒ると毒蛇に近い毒素がでると研究結果もきいたことがあるので、人の良いところを徹底的にほめて体にいいアドレナリンを出そう!!
賞って最高のほめたたえだと思います。心から思いっきりおめでとうを言わせていただいて、自分も一緒にいい気持ちになって、またいい作品を監督さんやスタッフのみなさんにがんばって頂きたいし、堤さんにも薬師丸さにも演じていただきたいな、と思う三丁目映画大ファンでありんす!!^^。