川の流れの観察・実験 No.108
<夢のようなアイデアについて>
1)ソリトンの非線形相互作用は混沌を導かずに、
逆にある条件の元で、自発的に自己組織化された形を生じる。
2)超音波による波は、複数の波が重なり合ってできたのではなく、
初期の状態を維持した
ソリトンの自己集中によって生じるものだとも考えられる。
上記の1)2)を西田幾多郎の以下の言葉で解釈・消化したいと考えています
そのことにより、
基本的な性質による超音波の利用が可能になると言うアイデアです
われわれの最も平凡な日常の生活が
何であるかを最も深くつかむことによって
最も深い哲学が生まれるのである
学問はひっきょうLIFEのためなり。
LIFEが第一等のことなり。LIFEなき学問は無用なり。
コメント
(現代のものづくりには
もっと深い哲学が必要ではないかと言う強い思いがあります)
実際に、新しいシステムや装置を開発する場合に、
「ソフトウェアのオブジェクト」・機械構造・機械要素・・・
からの限定はあります。
そして、開発者・設計者の主観による限定もあります。
個人や装置のこれまでの経験や経緯(歴史)に基づいて統一することが、
開発であるように感じています。
従って、この過程から創造が生まれているように思います。
ひとつの例ですが、
smalltalk等のコンピュータ環境が
「言語であり、環境であり、オブジェクトであり、クラスであり、・・」
と言うことを統一して
Squeakとなりさらに新しく展開している状況があると思います。
湯川秀樹 「創造への飛躍」より
...かくして得られた結論は、
「これほどの研究があるからには東洋人でもこれに専念すれば
終に欧米に遜色なきに至らんと確信を得るに至りました。
これが私をして物理学に執着するに至らしめた根源であります」
長岡先生の出発点が、このようであったればこそ、
果たして明治三十七年(一九〇四年)には
世界の物理学者に先駆けて
原子模型に関する論文を発表するに至ったのである。
今にして思えば、
このような大先輩を日本人の中に見出していたことが、
大正末期の高校生であった私をして、迷うことなく、
物理学研究の道を選ばしめる要因の一つとして
大きく作用していたのではなかろうか。
学問は勝負事ではない。しかし、やはり気合が大切である。
学問は芸術とも違う。
しかし、気塊が肝要なことに変わりは無い。
要するに学問することそれ自身が執念です。
コメント
物事を深め、探求していくときには「執念・気合」といったものが
その人間に意識されていることを考えさせられます
もっと、もっと、「執念・気合」の追及が必要な気がします