超音波伝搬の利用
1) カルノー・サイクルの経緯のように 技術の進歩が科学の進歩を促進する。 (科学と技術の工学的な関係) こういった関係が「超音波の利用」には必要(注)な気がします
注:実用や応用には多くのパラメータの適切なバランス感覚が必要 特に、設計を考慮に入れた観察が行えるようになるための 経験と直感の訓練により本質的な発見やアイデアが生まれると思います コメント: 実用と言う制約と、興味深い現象の中から、適切な開発・設計を行うことは 開発者の人間性によるところが大変大きいと思います 諦めずに、粘り強く努力する根拠には、「困難を乗り越える喜び」と それを理解してくれる「第三者(歴史的、あるいは競合者、理解者」があると考えています
2)ワットの蒸気機関の改良のように 1) 原理的事柄を研究する (超音波の原理を研究する) 2)ニューコメンの機関を参考に、改良して効率を上げる (プラントの制御を参考にする) 3)弁の開閉をピストンに連動させて交互に蒸気を供給する (ジャグリングのような連動を検討する) 4)遊星歯車機構を実用化する (新しい脱気マイクロバブル構造を検討する) 5)速度調整を行う (実験と調整を繰り返す) コメント: この経過には大変深い検討と試行錯誤の背景を感じます 実用を目的としているため、幅広く・確実に効果を出すための方法になっていると思います 現在では各分野の研究を幅広く理解することが難しいので、経験に基づいた直感と共同研究が大変重要だと思います
今後、超音波の利用が進み大きな発展が実現するために検討を続けたいとおもいます
岡潔
「野に咲く一輪のスミレを美しいと思う心が数学だ」
高い山の頂にある花をとりに行くには、野心も知識も必要ですが、 まずその花の美しさに感動しないといけない。 そうでなければ、執着心もわかないし、楽観的な気持ちにもなれない、という事だそうです。
超音波システム研究所は 超音波の素晴らしさ・可能性に感動しました
そこで、超音波の伝搬状態に執着心をもち、 楽観的な夢のような超音波利用(注)を目指しています
<夢のようなアイデアについて> 1)ソリトンの非線形相互作用は混沌を導かずに、 逆にある条件の元で、自発的に自己組織化された形を生じる。 2)超音波による波は、複数の波が重なり合ってできたのではなく、 初期の状態を維持したソリトンの自己集中によって生じるものだとも考えられる。 上記の1)2)を西田幾多郎の以下の言葉で解釈・消化したいと考えています そのことにより、基本的な性質による超音波の利用が可能になると言うアイデアです
われわれの最も平凡な日常の生活が何であるかを最も深くつかむことによって 最も深い哲学が生まれるのである 学問はひっきょうLIFEのためなり。 LIFEが第一等のことなり。LIFEなき学問は無用なり。
コメント (現代のものづくりにはもっと深い哲学が必要ではないかと言う強い思いがあります) 実際に、新しいシステムや装置を開発する場合に、 「ソフトウェアのオブジェクト」・機械構造・機械要素からの限定はあります。 そして、開発者・設計者の主観による限定もあります。 個人や装置のこれまでの経験や経緯(歴史)に基づいて統一することが、 開発であるように感じています。 従って、この過程から創造が生まれているように思います。 ひとつの例ですが、 smalltalk等のコンピュータ環境が 「言語であり、環境であり、オブジェクトであり、クラスであり、・・」 と言うことを統一してSqueakとなりさらに新しく展開している状況があると思います。 *********************** 超音波システム研究所 ホームページ http://ultrasonic-labo.com/ ***********************