仕事が終わり会社のビルから出て、駅に向かう途中。
つま先に激痛が。
なんだ!?
枝でも刺さった?
暗闇でわかんないけど、枝ではなさそう。
ふと横を見たら何やら黒くて細長い何かが
ニョロニョロと暴れてるじゃないか。
そのまま歩道の茂みに去っていった。
ウソでしょ?蛇に噛まれた!?
こんな街中で??
痛みが足先から甲、甲から足首にかけてどんどん広がる。
毒蛇??
怖いんだけど。。
痛すぎて歩けなくなる。
家に帰れないよー。
病院…
タクシー…
どこに行けば良いんだろう。
痛すぎて思考能力が低下w
どうにもできないので救急車を呼ぶことに。
5分後に到着してくれたものの、搬送先の病院が
見つからないようで30分ほど待機。
その間に足は真っ赤になって、太ももまで激痛。
怖くて震える。
痛すぎて自宅住所も思い出せない(>_<)
その間、救急隊員の方が何に噛まれたのか調べて
くれたけど、こんな街中で蛇の出現は聞いたことが
ないらしい。
で、ムカデではないかと。
ムカデってこんなに痛くなるの?
ムカデに噛まれたときの痛みはヤバイらしい。
ええ、この痛み、ヤバイです。
唸り方が自然と出てきちゃう。
やっと病院が決まって搬送。
病院が決まって少し安心するも、この後も激痛との戦い。
救急隊員のお兄さんにお礼言えなかった。
親切だったな。
イケメンだった気がする。
腕の毛、濃かったけどw
病院到着後、先生たちも何に噛まれたのか調べる。
恐らくムカデじゃないかと。
でも断定できないし、毒蛇かも知れないし、
このまま入院して様子を見てみましょうということに。
その得体の知れない何かは、破傷風の心配もあるから
と言うことでワクチンを打つ。
何やら指示を受ける若そうな先生。
注射針をここに付けて、
消毒して、
こうやって、ああやって…
どうやら新人先生らしく、私が初めてであろう
初注射の相手のようだ。
怖い…(´Д` )
注射しますね、と私の横に来たけど、緊張感が
バッシバシ伝わってくる。
新人先生、緊張からか針を落として暫し中断。
針の変え方を教わる中、先生の先生が小声で
「俺、変わろうか?」
変わってあげてくれ。
心で呟く私。
先輩先生に破傷風のワクチンを打ってもらってホッ。
新人先生、もう一度注射の打ち方を教わる。
私の腕でをつまんで〜
そこに針を打って〜
とエア注射でイメージトレーニングw
新人先生もこういう過程を経て一人前になっていくのね。
私の足。
痛み止めしてくれたのに、全然良くならない。
どういうこと??
赤みは引いてきてるのに痛い。
痛いしか言葉が出てこない。
坐薬しましょうか?って先生は言ってくれたけど、
イヤだ。
唸り声しかでないけどガマンします。
つづく