Vagilla 新奇一転

世の中の変わったことを考えていこう。

抗うつ薬の自殺に対する注意喚起

2007年10月28日 | 医薬品の開発
この19年5月にFDAから新たな注意喚起がでた。
すべての抗うつ薬に対し、25歳未満の患者で抗うつ薬を投与すると自殺または自殺企図の危険性が有意にあがるというものであった。

なんで25歳未満なのかというと、FDAに申請された抗うつ薬の原データを各会社に提出させ,かれらが実際にOdds比などの計算をして確認した結果、25歳未満の送別で有意に自殺関連事象の危険性が上昇したのである。逆に65歳以上では有意に自殺関連事象の危険性は少なくなった。
http://www.fda.gov/cder/drug/antidepressants/default.htm
ということで25歳未満は統計的な観点ででたものである。科学として何かあるかとういうと、現状では薬理作用から説明すること派できないと思う。

日本のMHLWはこれ(FDA)に従い、近々同様の警告を発出する予定である。
老人には自殺を抑えるのであるから積極的に使うべきであろう。という議論も科学的根拠不明で納得できない。