Vagilla 新奇一転

世の中の変わったことを考えていこう。

政府の科学技術戦略を検証 日本の科学技術に関する計画は何でこんなに遅いのか。

2013年09月29日 | Diary
政府の科学技術戦略を検証 5分野で技術革新、鍵は人材育成などの環境整備

「総合戦略は、技術革新の重点課題を(1)クリーンで経済的なエネルギーシステム(2)健康長寿社会の実現(3)次世代インフラ整備(4)地域資源を生かした地域再生(5)東日本大震災からの復興再生-の5分野に分類。具体的な目標や達成時期を示す工程表を設けている。

 原発の再稼働が遅れ、供給拡大が求められている「クリーンエネルギー」は、浮体式洋上風力発電の世界初の実用化(実現目標18年)を掲げた。…このうち東京電力福島第1原発事故で初動が遅れた災害対応ロボットは、大規模災害に備えて開発や体制整備を急ぎ、3200億円規模の市場創出(35年)を目指す。」

科学技術の発展に対しての環境整備をしようということらしい。今まで、国は、何もしていなかったらしい。長期計画が出されているが、ほとんどの項目は、既に知られているものであり、計画から実現までのに時間がかかりすぎている。
上記の災害対策ロボットは20年以上かけて実用化しようとしているのであろうか。いままで、メディアではロボット技術が優秀な日本というイメージを与えてきて、突然、20年後の本格実用化とはこの計画はだれが作成したものなのか。信じられないぐらいに現実場慣れしている。ロボット技術で言えば、米、仏、英、独などが競っているというのに日本はゆっくりやろうというのであろうか。
この文書の中では「科学技術のイノベーション」を強調しているが、国=官僚はイノベーションについて勘違いしている。イノベーションは仕組みややり方をかえることで起こる改良=改革=革新であり、どのような業務でも起こりうる概念である。

国の長期計画の作成方法自体=「事務官僚などの仕事の仕方自身」にまず、イノベーションが必要である。