吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

ドリルからアメリカ

2006年03月08日 | 思うこと
この型遅れのドリルは、国内ではもうだいぶ以前から販売されていません。
日本製、マキタの充電ドリルです。
でも、海外ではまだ現役です。ちょっとマイナーチェンジを受けていますが。

アメリカでは、2000年の頃にアニバーサリーモデルなんてのも出ています。

そう、このドリルはアメリカで市民権を得たのです。
新しい設計のドリルからすれば、持ちにくいし、力はないし、明らかに過去のものです。
実際、優れた新型もたくさん売っています。
でも、OKなのです。これは、もはや「クラシック」として信頼と実績を評価されているのです。

アメリカというと、革新的なイメージがありますが、一方でかなりの保守性も持っています。
一度認められると、明らかに過去のものになっていたとしても、使い続ける。
こんな視点から、アメリカのいろいろなモノを見てみるのも面白いかと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿