吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

一時帰宅

2007年10月05日 | 自分のこと
この数ヶ月続いた仕事が一区切りつきました。まだ残工事はあるのですが、次の仕事に入ります、やはり東京です。

ここで本当は一息ついて体勢を立て直したいところではあるのですけど、仕事はあるときにしておかないとね。
とにかく、装備変更のために一時帰宅です。

やっぱり八ヶ岳の空気は良いです。風景の輪郭もはっきりして見えます。
それに寒い!
こうして東京から帰ってみると、乱開発が懸念されているこのあたりもまだまだ自然が豊かなのを実感します。
どうにも良くない方向に向かって行きそうな世の中ですが、まだ何とかなるんじゃないかなんて楽観的な気分になったりしてね。

そういえば、少なくとも自分自身のことで心配したり不安になったりってしなくなりましたね。
それぞれの場面で出来る事、すべきことをすれば良いだけで、そのための具体的な手段についてはそりゃあ思い悩むわけですが、それは不安とか心配というものとは違います。
考えるべき事を考え続けることはとても大事なことですが、考えても仕方のないことを考えるのを止めることも同様に大事です。
理屈としては昔から判っていたことですが、若さというエネルギーがそれを妨げていたような気がします。
仕方が無いと判っていても、いらだちや怒りや憎しみや悩みを止められず、なにより自分自身が嫌で仕方が無かったものです。

それはさておき、限られた時間を大切に過ごすとしましょう、家族と一緒に。
明後日にはまた発進です。

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