吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

ジープで東京へ(くるまのこと2)

2007年08月11日 | 
この10、11日で、家族で東京に買出しに行ってきました。
お盆で問屋が休む前に揃えておきたい資材があったのです。
この夏は子供たちを遊びに連れて行けないので、ついでの東京観光です。

うちのファミリーカーは、何度か紹介していますが、ジープのJ26というヤツです。幌でもちろんクーラーも送風機すらもありません。
以前、車用扇風機を装備していたのですが、どこかにいってしまいました。
実に暑いのですが、この八ヶ岳周辺で行動している限り、まあ、気にならないのです。
しかし、東京。しかも、この両日は実にすばらしく晴れ上がり、いつにも増して暑かったのです。
うちのジープは、フロアカーペットなるものがありません。雨漏りが当然の車なので、カーペットを敷くと、水を保ってしまい臭くなるし錆びるしで厄介なのです。
床の水抜き穴のフタは外したままにしてあるので、地面が見えます。
フロアカーペットが無いと、床はエンジン、ミッションの熱でホットプレートになります。これが暑さをさらに増幅します。
晴れた日は、上と下からの両火焼きになるのです。

ちょうどお盆の帰省ラッシュと反対方向なので、たいした渋滞もありませんでしたし、都心部はむしろガラガラです。
非常に効率良く問屋めぐりを済ませることが出来ました。掘り出し物も手に入れられてラッキーでした。現金が足りなくなって、コンビニのATMへ炎天下、さわやかに走るという我ながら驚くべき行動もとれたのです。
どうやら、僕のトロピカルモードへの変身は確立出来たようです。

宿に着いて、シャワーを浴びてエアコンの効いた部屋で一休みしていると、家内が洗濯しろというのです。
そりゃあ、Tシャツ、タンクトップ4枚着替えたよ、一晩置いといたら取り返しのつかないくらいクサくなるよ。
でもオレだって一日、この暑さの中、運転だってしたし、コンビニに走ったりもして疲れているんだよ。

いいかげんにしやがれ! ふざけんじゃねえ!とばかりに洗濯物を掴んで立ち上がったのです…。









ジャコ、ジャコ、ジャコ…。

なんか洗面所で洗濯するのっていいよね。旅してる時みたいで。
砂漠の町で、パリの安宿で、こうして洗濯をしたものさ。
半年間のチェコ出張のときは、結局自分で洗濯したなあ、なにしろ当時、プルゼニュにはコインランドリーってものが無かったし、宿に洗濯を頼んだら服が無くなったからね。
このホテルにもコインランドリーはあるけど、洗剤が合わないし、第一もったいないよね。
子供たちの分も洗っとこう。

ジャコ、ジャコ、ジャコ…。

…人を支えるのは、思い出です…

翌日は、また少し買い物をして、浅草で天丼を食べました。なぜか息子の盛りが多い。前の晩の食事のときも息子はお店の人のサービスでうな丼大盛りでした。
飲食店に好かれるキャラなんだろうか?
それから、花やしきへ。あのしょぼさが魅力の遊園地です。うちの子にはあのくらいが丁度です。
息子は以前、ローラーコースター(花やしきではジェット~とは言わない、この方が正しい)で腰が抜けたそうなので、今回は腰を鍛えて臨んだそうな。
無事、抜けなかったそうです。良かったねぇ。

帰りは帰省ラッシュと同方向にもかかわらず、ほとんど渋滞なしでした。

ジープもねえ、本当は50系かJ3が良かったのです、でもあまりに狭いので、一回り大きい20系にしたのです。
それでもやっぱりファミリーカーにはキツイです。
比較の対象となるのは、以前乗っていたランクルBJ44Vで、クーラーも付いていたし、20系ジープよりもさらに一回り大きくて、なんともいえないゆったり感がありました。
しかもガソリン車のJ26と違ってディーゼルで経済的でしたし。
なので、今も安くて程度のよいBJ44Vか46Vを探しているのです。

そしたら、僕はジープJ52(初めて買った車です)か自分と同じ'64年式J3か、いっそMB/GPW(元祖ジープ)、日本にほとんど入っていないジープスター・コマンドー(ウイリス・ジープスターとはまた違います)も良いかな…。

考えるだけならタダです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ジープはあこがれの車 (ムスタファ)
2007-08-12 05:52:39
こんにちは。
ジープは私のあこがれの車です。
今のやつより、昔の無骨なやつが好きです。実用一点張りのデザインがいいですね。
今の普通の乗用車は電子制御部品が多すぎて、かえって不安です。
フォルクスワーゲン・ビートル、シトロエン2CVみたいな、慣れれば自分で治せるような車って最近ないですね。ちょっと面白くない。
でもジープ、燃費が悪いそうですね。
それが気になる所なのですが・・・
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シンプルでも優雅な車 (ひろなん@風琴屋)
2007-08-12 08:13:59
ムスタファさん、ようこそ!

ジープ好きはたいていVWビートルを意識しています。
同時代のライバル(キューベル)の血統ですから。
シトロエン2CVも、米独の車にはないエレガントさがあって素敵ですね。
合理性のカタマリのように言われるジープですが、よく見ると、'30年代の車のデザインをよく残していますし、意外と装飾的な(非合理的ともいえる)曲線を多用しているのです。

衝突安全性とか、排ガスの問題とかいろいろあるんでしょうが、おもいっきりシンプルでしかもどこか洒落た車が将来にもあるといいですねえ。
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