家にいると何となく気が滅入りそうな予感がするので、気をふるって熊谷守一美術館に行きました。
住宅街の中にある小ぶりの美術館で、企画展だからでしょうか、結構人が来ていました。
まるで友人宅を訪ねたような気分、落ち着いた雰囲気で、好きな美術館になりました。
実は昨日お嫁さんがここのフライヤーを「よかったらどうぞ」とくれたもの。
そこに私の好きなブルー系と茶系の絵があったのです。
これは見たい!
数年前、「モリのいる場所」という映画にもなりましたが、館内のどこにもその情報はありません。(山崎努と樹木希林が夫婦役)
文化勲章などその類は全て辞退、
映画では受賞の電話をとって樹木希林がとぼけるシーンが面白かったです。
チェロを弾き、囲碁を楽しみ、絵を描く、、、
なんと 、あらまほしき人生!
と思うのは浅はかな理解で、長い間、生活の困窮に苦しみ、5人の子供のうち3人を病気で失い、悲嘆の日々を送ったことも
世に知られるようになったのは80を過ぎてからと書いてありました。
画家で、若い時から陽が当たったのはルノアールぐらいでしょうか。
静かな住宅地の中という立地もいいですし、
西武線も大好きで。
映画も2回観ました。
川上未映子、読んでいらっしゃる記事も
拝読しました。
読書や美術は、狭い世界に生きる自分には
救いであり、精神浄化でもあります。
晩年になって単純な構図と平塗りとラインの作風が確立したとありました。
膝痛も改善されよかったですね。私も同様でちょっと不安を感じています。
御義母様の血糖値関連の記事もよくわかります。