新型コロナウイルスの影響で社会全体が麻痺しそうな気配になってきた。
ちょっとした不調では病院にも行けないらしい。(とても不安です)
食糧は幸い、あるクラブに入っているので毎週届き、底はつかないと安心している。
このクラブは食量だけでなく衛生グッズや生活用品も届くシステムで、このお陰で我々高齢者はどんなに助かっていることか。
今回は心底、それを実感した次第。
極端な話、この環境だと病気さえなければ一歩出ずとも何ヶ月も生活できる。
(夫の散髪や私のカットは困るが伸び放題でも命には影響ないか)
ネットバンクを使えば払い込みもできるだろうし、アマゾンに注文すればなんでも届く。
(今、恐れているのは流通業界にコロナが蔓延すること。郵便局員が代わりを務められるか。
これからの高齢化社会はコンビニと郵便配達員の活用が鍵のような気がする。
ただ配達だけでなく、高齢者をのぞくとか、薬を代わりにもらってくるとか。
「イルポスティーノ」という映画があったことを思い出した。)
昨日、唐突に政府が要請した「全国の小中高の学校にほぼ1ヶ月、休校」でも
学校がネット配信すれば学習もできるし、子供の状況も画面を通じて把握できるはず。
しかも好奇心のある子やネットに強い子は同時に世界の授業が受けられるかもしれない。
ネットの向こうは大きな世界。
今、ITの経営者たちの多くは、成長期にネットに魅了され その向こうの世界を知った人が多い気がする。
イスラエルなどは小学生にプログラミングの授業をしているという。
ようやくインターネットが普及しはじめた90年前後、ある哲学関係の人が「ニーチェの楽譜」を探していたがネット検索でどこにあるかわかり、その映像も見られて大興奮していた。
「飛行機代もいらないし、旅行代も不要。換算すると2億ぐらいの金をもっている気分」といっていた。
35年ぐらい前の話で、今の若者が聞いたら笑うだろう。
今回のコロナ騒ぎでもうひとつ、テレワークの普及がどう展開するのかも興味があるところ。
コストのかかる大きなオフィイスも不要になり、通勤手当も浮いて経費削減になる。
服装も気にしなくていい。子供は目の前にいるから安心。赤提灯にも行かない。
(人間関係は苦手だけど仕事はできるという人はいいかな。)
でも今までのヒット商品というのは顔を突き合わせ、雑談のなかから生まれたものが多い。
特に家電製品は井戸端会議から生まれたものがヒットに繋がったという。
無駄話は優れものなのです。
ひきこもり8日目だがそろそろストレスが溜まってきた。
外に出て人と会い、馬鹿話をしてこそ社会的存在。
それができないダイヤモンドプリンセス号の方たちは、どんなにストレスフルだったことか、
このコロナ騒ぎが収束すると消費への渇望が一気に爆発して経済は持ち直すという意見もあるらしい。
中国のある人は今後は高品質な製品が売れると言っていた。
先はわからない。
いや、今はもっとわからない。