APOSTROPHES アポストロフII

久しぶりにブログを再開しました。

ひきこもり 8日目

2020-02-28 22:28:52 | 日記
新型コロナウイルスの影響で社会全体が麻痺しそうな気配になってきた。

ちょっとした不調では病院にも行けないらしい。(とても不安です)

食糧は幸い、あるクラブに入っているので毎週届き、底はつかないと安心している。
このクラブは食量だけでなく衛生グッズや生活用品も届くシステムで、このお陰で我々高齢者はどんなに助かっていることか。
今回は心底、それを実感した次第。

極端な話、この環境だと病気さえなければ一歩出ずとも何ヶ月も生活できる。
(夫の散髪や私のカットは困るが伸び放題でも命には影響ないか)

ネットバンクを使えば払い込みもできるだろうし、アマゾンに注文すればなんでも届く。
(今、恐れているのは流通業界にコロナが蔓延すること。郵便局員が代わりを務められるか。
これからの高齢化社会はコンビニと郵便配達員の活用が鍵のような気がする。
ただ配達だけでなく、高齢者をのぞくとか、薬を代わりにもらってくるとか。
「イルポスティーノ」という映画があったことを思い出した。)

昨日、唐突に政府が要請した「全国の小中高の学校にほぼ1ヶ月、休校」でも
学校がネット配信すれば学習もできるし、子供の状況も画面を通じて把握できるはず。
しかも好奇心のある子やネットに強い子は同時に世界の授業が受けられるかもしれない。

ネットの向こうは大きな世界。

今、ITの経営者たちの多くは、成長期にネットに魅了され その向こうの世界を知った人が多い気がする。
イスラエルなどは小学生にプログラミングの授業をしているという。

ようやくインターネットが普及しはじめた90年前後、ある哲学関係の人が「ニーチェの楽譜」を探していたがネット検索でどこにあるかわかり、その映像も見られて大興奮していた。
「飛行機代もいらないし、旅行代も不要。換算すると2億ぐらいの金をもっている気分」といっていた。
35年ぐらい前の話で、今の若者が聞いたら笑うだろう。

今回のコロナ騒ぎでもうひとつ、テレワークの普及がどう展開するのかも興味があるところ。

コストのかかる大きなオフィイスも不要になり、通勤手当も浮いて経費削減になる。
服装も気にしなくていい。子供は目の前にいるから安心。赤提灯にも行かない。
(人間関係は苦手だけど仕事はできるという人はいいかな。)

でも今までのヒット商品というのは顔を突き合わせ、雑談のなかから生まれたものが多い。
特に家電製品は井戸端会議から生まれたものがヒットに繋がったという。

無駄話は優れものなのです。

ひきこもり8日目だがそろそろストレスが溜まってきた。
外に出て人と会い、馬鹿話をしてこそ社会的存在。
それができないダイヤモンドプリンセス号の方たちは、どんなにストレスフルだったことか、

このコロナ騒ぎが収束すると消費への渇望が一気に爆発して経済は持ち直すという意見もあるらしい。

中国のある人は今後は高品質な製品が売れると言っていた。

先はわからない。

いや、今はもっとわからない。







映画 「ある少年の告白」

2020-02-26 12:51:10 | 日記
LGBTの問題はここ10年で随分変化したように思っていました。

アメリカでは全州が同性婚を合法化しましたし、
東京では渋谷区や新宿区他も認め、渋谷区の第一号はニュースにもなった記憶があります。
地方でも横須賀市や小田原市などが婚姻証明書を出しているそうです。

以上のようにかなり寛容になった社会と思っていましたが、この映画の舞台はアメリカ、しかも矯正施設があり、現在も70万人が入っているのには驚きました。
2018年の映画だから直近の状況なのでしょう、

この映画は父親が牧師というのがポイント

「牧師の息子がゲイ」「牧師の息子が宗教上の異端児」と周りの目に慄き、鉄壁の信仰に固まっている父親

とうとう父親の意向で息子は矯正施設に入れられるがその施設が教理を隠蓑にしたひどい施設であった。

主人公のジャレッドはそのいかがわしさがバカバカしくなり、とうとう脱出をする。

「もうフリをして生きない」と覚悟を決める。

最初に理解をしたのは母親であった。
牧師の夫の信仰に同調している雰囲気ではあったがどこかに隙間を感じさせるニコール・キッドマンの演技のうまさ。

ついに息子は母親に救われた。

父親が理解を示すまでの映像は最後までなかったがいずれそうなるだろうという場面が最終画面の以下の会話。

「僕はゲイだ、そして父さんの息子だ」
「僕は努力した。しかし変わらない」
「父さんとは卒直に話してこなかった。話さなかったことがあまりにも多すぎる」
「父さんは周りへの影響ばかり考えている。もう一緒にいられない」
「もし父さんが僕を失いたくなかったら、父さんが変わるしかない」

涙を滲ませながら思い余っていう息子に、

「互いの道が違う。私もフリはできない。」
「お前には最高の人生を送ってほしい」

さらに息子は
「残念だが僕は永遠に変わらない。」

そして父親は最後に、
「努力するよ、必ず」で会話は終わった。

家族がお互いを理解しようとしても認めようとしないならそれは交わることのない平行線。

それで幸せならばそれでいいのだというしかない。

参:この映画はNYタイムス誌に矯正施設の実態を告発、それが反響をよび、本にした主人公の実話の映画であった。



この記事を書き終わってすぐにTwitter画面に移ったらトップに以下の投稿があった。
何という偶然!!! 鳥肌ものですね。

「僕が同じ学校の男子と付き合ったとき、それを知ったクラスメイトの女子が「結婚できないのに付き合う意味あるの?」って嫌味を言ってきて、悔しいけど言い返せずに居たら、それを隣で聞いていた女子の彼氏が「その失礼な発言で俺もお前と結婚する気なくなったから付き合う意味ないね」と言ってくれた。」

贈りもの 発送

2020-02-24 11:51:04 | 日記
友人に心配なことが起こった。
元気になってもらいたいので、焼いたパンを送ろうと思った。

小包って受け取る方は待つのも楽しいし、開けるのも楽しい。
送る方は段ボールの手配からラッピング、カードなど楽しい作業だけど結構時間がかかる。

母が月に一回送ってくれた小包はそれはそれは楽しみなものだった。
梅の佃煮、和菓子、日用品の細々したものなど我が家の好物を毎月送ってくれた。
届くと荷ほどきもじれったく、びりびり、、バリバリ、、

さらに母の梱包は整然と美しかった。
いろいろな形の箱がぴしっと1ミリたりとも動かぬように入っている。
(そういえば旅行のパッキングも得意だった。)
開けてしばらくはその梱包に見惚れたものだった。

私は雑なので大まかでごめんなさい、という感じ。

何とかカードも仕上げ、あとはよろしく、クロネコさんに届けてもらう。

あれっ、スペルが間違っている!

困った!



パンを焼く日

2020-02-23 18:35:24 | 日記
今日は暖かく日差しもありパン焼く条件には合っています。
湿気があって蒸し蒸しする日はもっといい。
何せ発酵器を持っていないので天候に左右されます。

でも数年前、夫がいいアドバイスをしてくれました。
「じゃあ、お風呂場で発酵させたら?」と。
この方法だと天候に関係なくいつでも焼けてでき上がりも最高。

でも今日はリビングに差す日差しで発酵させました。
今、我が家の人気はイギリスパンというか山高パンというかいわゆる食パンです。

国産(江別製粉)の粉をベースに安全食材で作ります。
今、輸入小麦粉は除草剤の残留がいろいろ言われていますね。
膨らみはちょっと足りませんが安全性を取ります。

自己流なりに進化するパン作り。

今は生クリームを少し入れるようになりました。

激しく美味しい。!!





仕分作業

2020-02-22 23:18:59 | 日記
のびのびになっていた夫の薬の仕分作業、いよいよ明日でなくなるので午前中にやらなければならない。

昨年末から検診が3か月に一度になったので90日分の薬が処方されている。

はさみで一個づつ切って、グループに分けて、1日分をセットにするのだが、今まで数が合ったためしがない。

今日も1種類が2個足りない。
どこかに2個入った袋が2つあるはず、と思うがさぁーと見たところどこにもない。

不思議。

計算機、何度しても一致しないのと同じ。

夏場に行く長野の高原病院にはじめてかかったときは薬の出し方で驚いた。

まず薬局部が会計の隣にあり、支払いを済ませるとそのまま同じところで待ち、デジタル掲示板に番号が点滅すると薬局で薬がもらえる仕組み。

しかも、1日分づつセット済み!

感動した。

もしやこちらのボケ状態をみすかされ、特別サービスかと思ったが、「75歳以上の方にはこうして渡しています」と言われた。

何と親切!

東京の大学病院では処方だけ、その処方箋をもって市中の調剤薬局に行くと薬が出るしくみ。
しかもバンと渡されるだけで今日のような仕分作業が必要となる。
ましてや半錠の薬の場合はさらに1時間以上かかるので病院の待ち時間と会計の待ち時間にさらに薬局の長い待ち時間で半日はかかる。

まっ、そう言いながらも5月末まで無事終了。

人の命、もしや薬で生かされてるのかもしれないし、、、、、