APOSTROPHES アポストロフII

久しぶりにブログを再開しました。

粗悪なオートクチュール

2020-04-30 20:52:11 | 日記
急に暑くなりましたね。

今朝 半袖で遊んでいる孫の写真がLINEで届きました。

キルトにも飽きたし(←飽きやすい性格)、キルト用にネットで買った布地がたくさんありますのでその活用には孫の夏服しかありません。

ミシンもありませんので超超簡単なもの、(あっても同じですが)

キルトで鍛えた運針、とりあえず手縫いでやってみましょう。

まず雑誌の付録の型紙を利用して、裁断、

早くもここで身頃の左右を間違うし、袖も左右同じに切ってしまうという失敗、、

お昼前から始めて夕方まで、ミシンの20倍はかかりましたね。

もう限界、疲労困憊

パリの高級ブティックのオートクチュールはファスナーの箇所以外は手縫いといいます。

体の曲線にそう柔らかさを出すためだそうです。

一回着ただけで分解しそうな粗悪なオートクチュール

ミシンが来たら縫い直そうと思います。




裁縫箱

2020-04-29 21:05:26 | 日記
今、欲しいもの、それは裁縫箱(ソーイングボックス)

初代の裁縫箱は愛犬の空が、甘噛みして、鶴の刺繍の金糸をちぎってしまい、無残な姿になりましたが、それ専用に作られた箱ですからつい最近まで重宝していました。

しかし、表に出すのは汚くて憚られ、しばらくはこんな籠で代用していました。
そのうち、ご覧の通り、取っ手が切れてしまってこれも残念な姿に、、、



ちょっとした裾上げやボタンつけなど必要なときはこの小さな箱で十分です。
以前、伊勢丹で京都展があったとき、お嫁さんと娘にプレゼント、ついでに私用にも買ったものです。



さて、ここ1ヶ月、キルトを再開するとまともな裁縫箱が欲しいなと思い始めました。
ネットで探すといいものがありました。

どうしようかな、、、裁縫好きはだれもいないし、譲る人もいないし、

と、ついこの歳になるとこんな小さな買い物でも分別が働き困ります。






復刻版講談社の絵本

2020-04-28 16:41:22 | 日記
コロナの前は神保町まで頑張ってよく歩いていました。

ある時、児童書専門の古本屋に入って美しい洋書の絵本など眺めているときのこと

そういえば、昔話の講談社の絵本はあるかしら、、と探しましたがなかなか見つかりません。
諦めて帰り際、ふと下を見ると足元というか、靴の先にこんもりとまとまった外函が目に止まりました。

えっ、これって、復刻版講談社の絵本ではないかしら、、、ほんとうに??

もう胸が高鳴りました。

中をみると昭和11年ごろの24冊が入った完全本です。
状態も良好です。



買います、書います。

はい、買いましたとも!

日本の昔話はアニメや漫画や現代っぽい本ではなく、こういう日本画で描かれた絵本を孫世代に読んでもらいたいと思っていましたので目の前に現れたことに心底驚きました。





戦前の絵本ですから、24冊のなかには国家発揚的なものもありますし、文字はすべてカタカナです。

当時はひらがなよりもカタカナのほうが簡単ということで国民学校では先にカタカナを教えたそうですね。(生き証人がいますから 笑)





孫に読み聞かせしますが読みにくいったらありません。

まだ興味はいまいちのようですが、そのうち絵を眺めたり、読んでくれることを期待して目につくところに置いています。



井上陽水

2020-04-25 20:46:45 | 日記
随分前に メリル・ストリープ主演の「マディソン郡の橋」という映画がありました。
私も観ましたが、ある雑誌に陽水のインタビュー記事があり、
「あの映画のなかで、彼に元気? どうお?と聞かれて、彼女は「まぁまぁね、、」と返事しましたよね、
「まぁまぁね、、」という言葉、いい言葉ですよね、と言っていました。

映画のなかで、このセリフを切り取るという感覚が好きでした。

もうひとつ、「退屈だなぁ」という感覚も好きですね、と言っていました。同感!

とまぁ、感度も言葉も共感、好きですが、曲も随分聴きました。
伝説化されている神宮球場の野外ライブ(玉置浩二と陽水)には家族全員で行ったものです。(よくチケットが取れたこと)


NHKホールのコンサートのLDには何と、私がゴマぐらい微小に映っていたのですよ。(今、探したのですが、どこにもない、大変!)

この雑誌(「pen」)、年譜や活動の記録なようなものが多く、インタビュー記事を楽しみにしてた私はちょっとがっかり、、でした。

ただ、皆が薦める陽水の曲は私のiphoneのプレイリストに入れているものばかりで納得でした。  (「結詞」は誰も入れていなかった)

ひとつ、傑作な記事を見つけました。

自筆で書いた「井上陽水 うれいの年表」というもの、もう笑っちゃいます。

「うれい」(憂い)いうところもそうですが、自筆のコメントも、、、、おかしすぎます。


シンクロの連鎖 その2

2020-04-24 15:56:15 | 日記
ジャック アタリの話の中に、「利己的な利他主義」「合理的な利他主義」
というのが出てきました。

新型コロナの自粛で「自分を守ることは他人を守ることです」と知事は連呼しています。
「そうして人を守ることは結局 自分のためでもあるのです」

はい、これが上記の「利己的な利他主義」「合理的な利他主義」でした。

日付はかわり、今朝、東工大の教授が盛んに言っている利他主義の話を聞いていると
何と、談志が出てきました。

落語に「文七元髪」という話があります。
主人の用でお金をもらいにいった先でうっかり寄り道をし、そのお金を落とした(実際は「忘れた」)と思い込んだ文七は吾妻橋で飛び込もうとしていたところを、とおりかかった左官やが(人から借りた)50両を文七にやる話です。

人に施すとは、、、何だろう。
「情けは人のためならず」(めぐりめぐって自分のためであるということ)と言いますが、

好きな小説(一番好きかも)に、志賀直哉の「小僧の神様」があります。
何度読んだことか、、、、

人に施すと、一抹の不純(かどうかはわからないが)さがその人を苦しめます。
人間の気持ちまでも写真に撮っているぐらい、描写が素晴らしい。

アタリから中島教授の話、そして談志へ、、この連鎖の、不思議な2日間でした。