この番組、好きです。
喫茶店(カフェ)や評判のパン屋さんなどに定点カメラを設置して客に話を聞き、そこから垣間見える人生をちょっとあぶり出す言えばいいでしょうか、大袈裟にいえばそんな番組です。
今日、たまたまこの番組に遭遇、場所は新宿の手芸用品のオカダヤでした。
おっ、いいぞ、今の私にぴったりの店!
取材は3月下旬の三日間、、
その1
以前は東京にいてよく通ったというサンプル縫製の母娘、今は長野に引っ越したのでたまにここに来るとワクワクしますという。
自分用の白いシャツの生地を探してはや3時間、
6歳ぐらいの娘に、長いよ、いい加減にしてーと諭される、、
「この生地、このまま10年ぐらい置いたままかもしれないけど「持ってることが目的なのよ」と言って帰っていった。
うーん、よくわかる。
その2
千葉特産のピーナツや野菜を自分でデザインした生地ができた。今日はそれに合わせる小物を探しに来たというテキスタイル作家を目指すインドネシアの若い女性
日本は面白すぎる! おかしすぎる!らしい。
「人って何かを作らないといけないと思いますよ、それが生きるってことでは?」
と流暢な日本語でむすんでいた。
すごい‼︎
早くも結論と目的がわかってる女性!
その3
髪は7色に染め、一際目を引くサイケブルゾンを着た女性
脳外科医という。
豊かな自分のお腹をCTスキャンし、その写真を生地にプリント、
インスタで一気に評判になった時の人らしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/93/dc81669b0c172e56c96bd4223781c5da.jpg)
次はどんな生地で登場するのだろう、
フォローするかも、、、、
*後注:この女性、Dr.まあやの名で、脳外科医とプロのデザイナーを両立させる凄腕の方、「カラフルデブを生きる」出版
その4
店頭の見切り品コーナーで何やら探す人がいる。
脇目も振らず仕事一筋で生きてきて、今、重い病気になった中年女性。
布バッグを作るらしい。
「布を見て何を作るかイメージし、買って、作って、達成感を味わう、、、」
「こんなに楽しい世界があるなんて今まで全く知らなかった!
病気に感謝です」と言って店を後にした。
一緒に楽しみたい。
その5
肩まで届く長いピアスをつけた若い男性が光るボタンを探している。
ボタンって高いのよねーと独り言を言いながら。
私、縫子ですと言うが、頼まれれば縫ってあげるそうで、スマホに映った服はステージ衣装のようだった
「着ている服って名刺がわりなんですよ」
「そうしているうちにだんだん友達の輪が広がるの。不思議だなぁって思う」
そうかも、、、。
「自分を演出する」、その演出のために膨大な量から選びだす努力とそれを楽しむ人達、
その人たちが交錯する場所がオカダヤ、ユザワヤなどなのだろうか、、、
うぅーん、、深いなぁー、、この場所!!
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