１９８９ ２９

　民主党の手札は以下のとおり。

「慎重な政策」

「ヨーロッパ共通の家」

「円卓会議」

「工場の党支部」

「ゼネスト」

「ペレストロイカ」

「連帯の合法化」

「シュタージ」

中立的コメンテーター：「強力な手札。3つの共産主義イベントは簡単に回避できるため、民主党プレイヤーは次のターンまで「欧州共通の家」を保持できます。彼はほぼ確実に天安門広場に「円卓会議」を送り、ターンの最後で「シュタージ」と「ペレストロイカ」をプレイして、実質的な被害を完全に回避するでしょう」

１９８９ ２８

　第２ターン、共産党の手札。

「環境に関する情報公開」

「ミフニク」

「ポーランドの得点」

「ヘルシンキ宣言」

「７月構想」

「反体制派の逮捕」

「ワレサ」

「アフガニスタン撤退」

中立的コメンテーター：「ヘルシンキ宣言」がターン3までもちこされることは間違いありません。他の民主党のイベントを回避するのもそれほど難しいことではありません。「ワレサ」は、前提条件「連帯」より前にプレイでき、「環境に関する情報公開」は天安門事件工作に使えます。「ミフニク」は「ポーランドの得点」より前にプレイできます。

１９８９ ２７

　東ドイツの通貨オストマルクはすでに価値をうしない、紙クズ同然となっていた。東ドイツ政府は反体制派を逮捕し、その保釈金を西ドイツからドイツマルクで受け取ることによって、ようやく債務の返済を行うことができた。

　T1R7、民主党は「ドイツマルク」をポイントで使用。セゲドに2sp、セーケシュフェヘールヴァールに1sp、チェコカトリック教会に1spを配置した。イベントにより民主党プレイヤーは「ポジュガイによる革命の擁護」を共産党プレイヤーにわたす。イベントは即時に発生する。

（民主党プレイヤーは「ドイツマルク」をターンの最後にプレイすることによって被害を最小限にとどめた。）

　1989年1月、イムレ・ポジュガイは「1956年のいわゆるハンガリー動乱は反革命ではなく蜂起である」とする研究報告を提出。当時ソ連は「プラハの春」以上に「ハンガリー動乱」の歴史的評価に関する監視をつよめていたが、このときゴルバチョフはポジュガイ報告を否定しなかった。

　共産党はハンガリー国内の4か所にそれぞれ1spを配置した。第1ターン終了。ここまでの展開は互角である。

１９８９ ２６

　1956年10月、ハンガリーにおいて自由化を求める民衆が蜂起。同年11月、フルシチョフはこれを鎮圧するため、軍事力の投入にふみきった。首都ブダペストはがれきと化し、ハンガリー国民約25万人が難民として国外へ逃亡。ナジ・イムレ首相は秘密裁判により処刑された。

https://youtu.be/pF_QQFYB9AI

　T1R7、共産党は「ナジ・イムレの再埋葬」をイベントとして使用。ハンガリーのエリートスペースから共産党の影響力がとりのぞかれ、かわりにハンガリー国内に4spが再配分される。セーケシュフェヘールヴァールに1sp、セゲドに2sp、タタバーニャに1spが追加された。

（中立的コメンテーター：これで、共産党プレイヤーが「ナジ・イムレの再埋葬」を保持した理由がわかりました。彼はこのターンの最後に、セーケシュフェヘールヴァールとセゲドでの支配によるDRM+2を得て、ブダペストのサポートチェックをおこなうことができます。）

１９８９ ２５

　T1R5、民主党は「聖ニコラス教会」をイベントで使用。ルーテル教会を支配下とし、さらに「月曜デモ」がプレイ可能となった。

（中立的コメンテーター：「これは民主党プレイヤーにとって必須のプレイである。」）

　T1R6、共産党は「催涙ガス」をポイントで使用。タタバーニャに1spを配置した。

　T1R6、民主党は「共産党官僚」を天安門事件工作に使用。チェックに成功し、以後民主党はこの工作に+1のDRMを受ける。