古峰文三「イスラエル空軍 vs. アラブ空軍 中東戦争航空戦1948-73」(『歴史群像』183号、2024年)、うち第二次中東戦争に関する部分(「2.国際社会を味方につけられないイスラエル」)の要約。
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(イスラエル空軍のS-199戦闘機)
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2-1.世界情勢の変化とエジプト空軍の再建
イスラエルは第一次中東戦争(1948-49)中、チェコスロバキアより航空機(ライセンス生産のメッサーシュミット、スピットファイアなど)の供与を受けていたが、ソ連からの圧力によりチェコスロバキアからイスラエルへの軍用機輸出は1949年11月のスピットファイア11機を最後に終了した。
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(イスラエル空軍のS-199戦闘機)
エジプトでは1952年の革命により、軍人の粛清が大規模に行われた結果、空軍が事実上消滅の危機を迎える。
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1955年、ソ連は王制を廃して共和国となったエジプトに接近し、空軍においてはソ連空軍式の教育と航空機(チェコスロバキア製MiG-15bis)の供与を開始した。