先日、連続企業爆破事件の犯人、桐島聡と名乗り出た男が今朝死亡した。
70歳だった。
桐島は広島・尾道から上京、明治学院大学に入学。
過激派組織「東アジア反日武装戦線」のグループ「さそり」のメンバーとなり、連続企業爆破事件に関与した疑いで指名手配されていた。
死ぬ前に名乗り出たのは最後の自己顕示欲だったか、最期くらいは桐島聡で死にたかったか、僕には分からない。
友人の自称「新左翼評論家」のKに聞くと「東アジア反日武装戦線なんて実体なかったからな。アナキストと組織崩れの寄せ集めやったんとちゃうか。どの新左翼の組織も相手にしなかったハネ上がり集団やったんやないかな」ということだった。
僕もあの頃、急に連続企業爆破事件を起こした無名の組織だったと記憶している。
後に日本赤軍のダッカ事件で、福田内閣の超法規的措置で海外に釈放された大道寺あや子という美女の記憶がある。
桐島は大道寺に誘われたのでは、などと想像力をたくましくしている。
これは僕の全くの想像だけど、そんな組織だったから桐島は誰からの援助も受けず、孤独に一人で逃亡生活を送っていたのではあるまいか。
田舎から出てきた純朴な青年が美女に誘われて組織入り。
これは確か三田誠広の芥川賞作品「僕って何」のテーマだったかな。
そして洗脳され連続企業爆破事件に関与。
大道寺が海外逃亡したから時効も停止。
それから50年に亘る逃亡生活の果てに、胃がんで野垂れ死に。
哀れではないか。
ほんと。50年前の亡霊が現れたかのような。
そして今朝亡くなった。すぐ忘れられるでしょうね。
多分そうだと思いますよ。仲間が逮捕された段階で組織は壊滅したのでは。彼も殺人に関与してなかったら、そんなに逃げることもなかったのに。そしたら、暫くしたら、刑務所出られたのに。
知らんけど。
無差別テロという手段には同意しかねますが、私は容疑者の勝ちだと思います。
哀れだとは思いません。
僕も対米追随の日米地位協定に反対です。世界のどの国より日本はアメリカ追随です。
来年、トランプがカムバックしたら、どうなることやら。心配ですね。
僕は桐島の同世代として、別の生き方もあったのではないかと思うと、やはり、あんな死に方は哀れに思います。
では誰の人生だったのか?、偽り、悔い、不本意、マイナスの言葉+人生。
最後に泣きを!。
最初から最後まで自分がなかった のでは!。
そうでしょうね。あの時代の雰囲気で無差別テロへ参加してしまった。そして50年も逃亡する羽目になった。別の人生もあったろうに。後悔だらけの人生だったのでは。
知らんけど。