大阪の街を歩いていて、大阪府知事選、大阪市長選の熱気は全くない。
どうしても大阪都構想の再住民投票をやりたい大阪維新の会は、吉村市長と松井知事をクロスして立候補させる奇策に出た。
僕は大阪府民ではないが、大阪都構想に反対である。現役時代に橋下徹知事を取材してた頃は「おもろそうやな!」と賛成だった。
しかし住民投票で負けた時に、この構想は終わったなと思った。少子高齢化が進む今の日本、そんな悠長なことをやってる余裕などないのだ。
一時は「道州制」とか「都構想」とか、いろいろこの国の形を変える議論があった。しかし、カネのない自治体は、もうそんなことを言ってられないし、やってられない。
今の制度の中で、住民サービスに精一杯頑張ってもらいたい。特に大阪は府市協力して2025年の万博成功に力を注いでほしい。
再国民投票をすべきなのはイギリスだ。今のままでは「合意なきEU離脱」になりそうだからだ。
合意のないままEUを離脱すると、イギリスはもちろん、世界中が大混乱する。世界経済もパニックになる。
前回の国民投票を後悔している英国民も多いと聞く。再投票すれば、離脱反対派が勝つとも。先日も残留派の100万人デモがあった。
この際、意地を捨てて、もう一度、国民投票をやったらいい。
必要な再国民投票と必要ない再住民投票がある!こんなこと書いたら橋下徹は湯気を立てて怒るかな!?
トランプ当選、英国EU離脱、大阪都構想…。政治への関心の薄さが投票率の低さにつながり、多数決が基本の民主主義の危うさを招いている。
ロシアの米大統領選への関与など、ネット社会。
いやはや、年寄りには想像もつかない時代になっています。