人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

お世話になりっぱなし

2008年11月04日 | 友人たち
 仕事がらみで我慢出来ない怒りが爆発!大切に思っている方々に失礼な電話をしまくって、「あちゃ~」と落ち込んでいた過日、心許せる友人と三人でカラオケ・ボックスに籠もって“甘い物食べまくり弁論大会”を開催。二人の考え深さにタジタジとしつつ、一曲も歌わずスッキリと帰宅。持つべきは友!と元気を取り戻した。

 翌週東京から、先月数年ぶりに東京で会ったばかりの大ちゃんが来敦。二日間敦賀近辺を案内しながら、仕事の話で盛り上がった。
 SET(スーパー・エキセントリック・シアター)という有名劇団創立メンバーの大ちゃんとは、実に40年近い付き合い。彼は私を「お姉さん」と呼ぶ。

 素敵な奥様と二人の子供たちの父でもある大ちゃんは、私とは正反対のノ~ンビリした性格。私の昨今の夢を聞いてもらい、彼の現在の仕事とどうリンクしていけるかを話し合った。私が考えていた以上に心身の投資が必要だなと分かる。仕事で組み合うには甘くはない世界だ。
 彼は大勢の劇団員を抱え、俳優業の傍ら、彼らを食わせる営業仕事にも情熱を注いでいる。でも私は実は、ノンビリした大ちゃんよりもせっかちだけど怠け者。
 まあ、時来たらば動く、の心境で構えるとしよう。

 来敦当日、日頃お世話になりっぱなしのT夫妻も招いて、イタリア料理を楽しんだ。
 私はなんと、この日のランチに豪華絢爛な会席料理を食べ過ぎて消化不能状態。やはり日頃お世話になりっぱなしのM嬢のお誕生祝いがあったのだ。(何故か私もご招待して頂いた。Iさんに感謝!)

 明くる日は、M嬢の好意で余呉湖へドライヴ。ここも前日、Iさんの機転でドライヴして初めて知った素晴らしい観光スポット。Iさん曰く、「日本のカナダやで」・・・本当にそうだった。
 紅葉が進んだ時期に、是非また行こう思っている。

 祝日の昨日は、やはりお世話になりっぱなしの“なぎの会”のメンバー数人と、武生へ「源氏物語幻想絵巻―王朝の宴」と題された催しを観に行った。来年のなぎの会第十回記念公演「耳で聞く源氏物語(仮題)」で衣装をお借りする“日本民族衣装源流会”主催の舞台だ。
 武生の民間人が力を合わせて、平安の装束を身にまとい歌い、演じ、舞う。なかなか面白い試みだった。

 なにやかやと日々が過ぎてゆく。
“秋深し 隣は何をする人ぞ”と詠んだ芭蕉の句は、死を予感した芭蕉の孤独を表して切ないが、私にとっては、友人に囲まれた至福の秋である。
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