♫女優 🎤瀬口侑希【堤防から海を眺めている人】
ある方の詠まれた俳句に触発されて、自分の名前の由来を記してみます。
私は昭和16年、戦時下の東京に生を受けました。
先の第二次世界大戦ですね・・
父は私の誕生を見ずに出征したそうです。
出征の際、まだ見ぬ我が子へ名前を遺しました。
男子なら靖男、女子なら靖子と・・
戦死することも想定していたのでしょう。
故に、靖国神社の靖の一字を付けたそうです。
この話は耳にタコができるほど、母から聞かされました。
名前は一生物ですから父には万感の想いがあって付けたはずです。
父親知らずの子供を儲けたことになるやも、知れないのですから・・
しかし、幸いにも、父は戦地の南方でマラリアに罹り日本に戻されます。
マラリアが父の命を救ってくれたのかも知れません。
アリガタヤ、マラリアでした、家族の者には・・
当たり前のように使ってきた我が名前「靖子」
後何年、名乗り生きていくのか分かりませんが、80年前の父の祈りを感じながら名前を大切にしっかりと生きて行こうと思います。
今日は真面目に書きました。