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明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

プロバスケ「Bリーグ」のチーム名に、未だに企業名を入れたがるとは!

2016-04-07 20:00:04 | スポーツ・ゴルフ
企業名無しが当然と思っていたら、まだ日立とか東芝とか入れたがるという事にビックリした。馬鹿じゃないのか。どこの世界に国民的スポーツを、企業の宣伝道具と思う馬鹿がいるんだ!と、怒りが込み上げてきた。日本人はスポーツと言うものが全然分かってない。スポーツは人生の中で大事な要素である。楽しむレベルから競技レベルまで国民が何らかのスポーツに関わって、人と人とのコミュニケーションや身体のケアを通じて健康で潤いのある生活をエンジョイ出来る素晴らしいアイテムである。ジョギングは誰でも楽しく出来る簡単なスポーツ、体を動かせば心も解放される。そしてスポーツのもう一つの側面が、地域の一体化に寄与できることだ。

日本は43都道府県と言う明快な区分けがあって、それぞれ個性ある地域性を育ててきた。理想を言えば各地域ごとにバスケットチームができて50チームぐらいのリーグがあればいいと思うのだが、人口から言ってもそれが無理なのであれば、せめて北海道から沖縄までの全国にそれぞれ応援するチームがあるのが基本だと思う。要は、地域の住民がどれだけバスケットを好きか、が大事なのである。学校での授業や部活動で初めてバスケットに触れる人も多いだろう。まずは街中にバスケットの施設がもっと増えなければいけない。テニスコートやゴルフ練習場はいっぱいあるのに、バスケットコートがほとんどないのは実にスポーツ振興政策として片手落ちだ。サッカー場は市単位で10カ所くらい欲しいけど、バスケットは場所もとらないから屋外で同じ広さなら70面くらいはいけるのじゃないか。とにかく実際にボールに触れる機会をドンドン加速させないと広がらないと思う。

バスケットが市民スポーツの中心になるには、やはりプロの隆盛が重要なカギになる。アメリカでは大学バスケットが物凄い人気で、野球やフットボールより市民に愛されているというのは、国民性だけでなく「屋内でチーム戦」ということが大きく影響していると思う。アイスホッケーは激しいコンタクトで道具にお金がかかるし、バレーボールはコンタクトがないからイマイチ盛り上がらないし、卓球やバドミントンは人数が限定されて皆んなが参加するというわけにはいかない。結局は、手軽で時間もかからず一人でも遊べてチームもゲームとして面白い、それがバスケットではないか。ヨーロッパでもバスケット人気は上がってきていて、本家のアメリカNBAでもヨーロッパ出身のプレーヤーが多数出てきているのが現状である。

そこでバスケットのどこが面白いのか。私なりのポイントを挙げると
1 攻撃が24秒以内に終わるので、ものすごくアップテンポである
2 点数の入り方に3ポイントシュートを含めてバリエーションがあり、接戦になるとファールプレイという戦術もあり非常に面白い
3 試合展開の流れでゲームが瞬時に変わって、短時間のうちに10点や20点の差がついてしまうスリリングな戦い
4 コートが狭く、ここぞと言う時の個人の能力が間近に見られて大迫力
5 スター選手とファンとの間が近くて、子供から大人までファン育成がしっかりしている
と、いいことずくめである。

日本のBリーグがどこまでやれるか分からないが、ひとつ大事なことは「クリーン」なことである。バスケットはファッション的にストリート系と近くヤンキー系とも言えるので、ちょいワルの雰囲気が出やすい。いくら選手が頑張っても、一人でも悪い人間が出ると全体のイメージが落ちてしまう。やはりここは「コミッショナー側」が必要なだけの権限を持って厳格に対処すべきである。それから試合の放送は全チームを平等に扱うこと、野球が面白くなくて片寄ったものになってしまった原因には、企業名を入れてチームを編成すること、中でも新聞社がスポンサーになっていることに尽きる。巨人の選手=読売新聞社の人間、こんな馬鹿げた事でスポーツと言えるだろうか。施設に名前をつけるのはいいが、チームはあくまで地域名でなければファンの一体化が図れないのだ。そんな事も分からないから、未だにスポーツとして盛り上がらないのだ。

その点、ソフトバンクのネット配信は素晴らしい事である。今までバスケットに関わってきた企業の偉いさんが「ごちゃごちゃ言ってる戯言」をバッサリ切って捨て、新しいバスケットボールの未来に向けてスタートして欲しいものである。私は大賛成、NBA選手が出てくるまで10年と見ている。真のアスリートのスター選手が出て来るには、今の小学生が本気でバスケットに取り組んで10年はかかる思う。それ位の夢を追って欲しいものです、ソフトバンクさん!

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