明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフを楽しむ(4)2019年、スイング改造の総括

2019-12-29 18:19:04 | スポーツ・ゴルフ
いよいよ私のスイングが完成に近づいてきた。なによりクラブを全力で振って、しかもインパクトでしっかり「ボールに力が伝わる感じ」が出てきたのである。勿論、打率は3割もいかない。だが、2割でも「真っ芯」に当たる感触が得られれば、現状では満足である。真っ芯に当たると感触はむしろ軽く、打球音もほとんど聞こえないが初速は出ていて、ボールは速く遠くに飛んで行く(と言っても大して飛ばないのだが)。特に9番アイアン・5番アイアン・クリーク・ドライバー、どれも同じスイングで「真っ芯に当たる爽快さ」は、ひたすら快感の一言である。この真っ芯に当たるスイングを5割・8割と打率を上げるためには、もっともっと反復練習が必要だろう。それで、来年は以下の「課題」をチェック項目として練習に励みたい。

1、まず基本のアドレスから

a. ボール位置は一番重要
アドレスでは、ボール位置それにボールとの距離が重要だ。私はアイアンでは両足の真ん中、右側に置き過ぎないように注意している。距離は前傾姿勢を取り、両手をダランと下ろしてリラックスした位置でクラブを握り、その時にヘッドのやや先の位置にボールが来るように構えるのがベストポジションだ。これは、ピッタリ決まって「よし打てる!」という気持ちになるまで微調整する。

b. 姿勢を直す
三觜テレビで見て成程と思ったが、アドレスの基本は「つま先体重」で腰をやや高く、やや「前のめり」に構えることと言っていた。三觜さんによると、膝を曲げて腰を落とすアドレスを取ると、ダウンスイングでヘッドが「外にブレる」らしい。これは遠心力の方向が地面に向かって行かず、ボールの外側へ膨らんで「ヒール」に当たり、シャンクが出やすくなるということだ。放っておくと「ついつい安定感を求めて棒立ち」になるから注意したい。私のシャンク病も、アドレスが原因だったと解釈しているが、ほぼ現在では回復した。

c. 方向を再確認する
自分の構えの「向いている方向」をチェックする。足の向きや腰・両肩の向き、それとフェースの向き、すべて目標を指していることが重要である。そして、全部セットしたら、ちょっと腰を左にずらし、頭を右にずらして右腕を緩め、リラックスさせて全体に右に傾いた姿勢を取る。黙って構えると「ついつい身体が開いてしまう」ので、必ず正確に目標を向いているかどうか確認すること。むしろ、ルーティンにすると良い。自分では「方向と構え」が合っていると思っていても、意外に「目標に対して右を向いている」ことが多いので(結果として右に打ち出してしまう)、目標はボールの後ろに立って「1mぐらい前方にスパット」を見つけると正しく立てる。

2、すべてはバックスイング次第

a. 右への重心移動はしない
下半身を前傾させたまま、腰の付け根辺りに重心を置く感じでバックスイングする。左腰の位置はなるべく変えずに前傾姿勢を保ち、左肩を右肩の位置まで持っていって(頭は右に動く)右足を伸ばし、右のお尻をやや左後ろに突き出す感じ。上体だけを捻り、左腕をブンっと右側に押し出すようにして開始する。重心は移動せず、上半身を右に移動すると同時に下半身を左後に動かすので、プラスマイナスで重心は動かない。

b. 右肩を後ろに回す
注意する点は左肩を下げながら、右肩(つまり右胸郭)を後ろに引くこと。これで上体が充分に回転して捻転差が生まれる。左腕は脱力したほうが良いが、あまり肘が曲がると「フェースがオープンになって」インパクトでヘッドが外に膨らむので注意したい(私の場合)。むしろ伸ばすというより「遠くに持っていく」と考えたほうがいいだろう。とにかくダウンスイングで「左腕を引く動き」を邪魔しないように、左腕は一本の棒のようにしておいた方が良い。

c. 右腕と右手首をプレーンに乗せる
右腕は最初は左手の動きに添える程度で、肘が外に広がっても余り意識しないくていい。トップに近づいた辺りでダウンスイングの一環として「クイッと」肘を地面に向け、左手首をシャットの形にして、右手首は「出前持の形」にする。この時にはもう「打ち気満々」の姿勢が出来ている。

3、ダウンスイングとインパクトは一瞬

a. 重心移動と捻転の保持
ショットで一番神経を使うのがダウンスイングである(私の今のレベルでは、そうなる)。これにはクラブヘッドの軌道、左手の引き、右手の高さを保つ、右肘の軌道、右手の形、それと「頭の位置」などを何度も確認して、意識的に反復をすることで「形」を作る。肝心なのは「一番力が入ること」である。力が入ると言っても「腕の力ではなく」、体の左サイドが「びくともしない」くらい力が漲っていることが大事だ。これはスイングにおいて、ここでの動きが「すべてを決める」ぐらい重要である。まず、ダウンスイングの始めに左方向に「ゆるやかに全体が移動」する感じで重心を移してゆく。左膝を左に開きながらやや足を伸ばして左のお尻を「後ろ上方」に引く(水平だと浮き上がってしまう)。この時、上体の捻転は最高になっているはずだ。ここで打ちに行っては全部がおじゃんになってしまう。上体と右半身は、まだ右を向いていなければならない。そしてこれが肝心な点だが、上体は「リラックス」したままにしておくこと。打つのは左のお尻を後ろに突き出して体重が左股関節に乗ってからである。

b. クラブを真下に引き下ろす
そのあとは一瞬のことなので考える暇はないが、「引き下ろしてから右腕を伸ばす」という順番を間違えないことだけ気をつける。とにかく右腕は力を抜いておくこと。力を入れるのはインパクト寸前ぐらいで丁度いい。むしろ見た目は「インパクト後」にリリースするように見えている筈だ。だが、力はヘッドがボールを捉える瞬間に最大になっている。インパクトの瞬間、左腕を止めてヘッドを走らせると言う理論もあるようだが、私はスイングの動きを止めずに、一気にヘッドを出していく方が良いと思っている。その方が安定すると思うし、今風でもある。なお、クラブを真下に引き下ろすつもりで振ると左肩が回転しているので、実際の見かけは「右上から左下へ」直線的なスイング軌道になり、ヘッドは真下に落ちてくる。松田鈴英のスイングを参考にしたい(タメがないから全然似ても似つかないが)。

c. 右肘
左腕を伸ばしたままクラブを真下に引き下ろしてくれば、自ずと右肘は直角に曲がって右脇腹の前にくっついて来る。が、余り肘を曲げて「力を入れてしまう」とフェースが開いてスライスの原因になるので気をつけること。むしろ上体が右を向いてクラブを引き下ろせると、右手のタメができて右手のリリースを遅らせられて、右肘は結果的に曲がってくる。そこから右腕をボールに向かって押すように突き出すと、力強く綺麗なインパクトができる。

d. インパクトで右肩を見る
これも三觜テレビを参考にした。これをすることによって、インパクトの緩みが防げる。インパクトは「下にあるボールを下に飛ばす」つもりで打つ。要は上げないことであり、少なくとも「水平」に打つこと。そうすればクラブは上から下りてくるので、黙っていてもダウンブローになる。これはアイアンでもウッドでもドライバーでも、同じで良いと思う。ドライバーはアッパーがいいと言うけれど、実際にヘッドの動きを見た場合、「自分で水平に見える」と、ちょうどややアッパーに当たるのである。つまり後方からボールを見ているので、ダウンブローに打ってちょうどいいのだ。無理にアッパーにすると「とんでもなく上に振っている」ことになる。青木瀬令奈のコーチがスイングをアッパーにして飛距離を伸ばした、と散々いっていたが、我々アマチュアとは別次元の話だと思う。なお、インパクトの瞬間に親指の腹を目標に向ける意識で押し込むと、ヘッドが立って真芯にあたる感触が得られて爽快である。

e. ダウンブローは究極の目標
インパクトでは直前の動きを止めずに継続して押し続けること。少なくとも両腕が伸びきるまでは、絶対に自分の力で「しゃくりあげない」ことである。「しゃくりあげ」は、全ての間違いの中で最もショットの精度を悪くするものだ。だがどうしてもアマチュアは、この間違いをやってしまう。これを克服して、いつか「ハンドファースト&ダウンブローに打てる」ことが私の夢だった。その夢がようやく実現しそうである(嘘ではない!)。これが出来れば、3パットしようがバンカーでギブアップしようが、私は楽しくゴルフが出来る、と断言しよう。ああ、とうとうここまでやって来たのだ、感涙に咽び泣くぅぅぅ・・・。

f. 結果として右側屈になる
左尻を引き左足を伸ばしてボールをヒットすれば前傾を保て、しかも自ずと右の脇腹は「側屈」する。無理に側屈をすると右に身体が傾いてフェースが開く。側屈はあくまで結果なのだ。だが側屈しないスイングはビハインド・ザ・ボールになっていないか、身体が開いてボールを正面で捉えているか、あるいは上体が伸び上がっているか、何れにしても「どこかが間違っている」結果である。私の場合「右側屈」した時はいい球が打てた。下を向いて頭を動かさないで、両方をその下で回転させれば、自然と右側屈になる。

g. フォローとフィニッシュは脱力の極み
最後にフォローとフィニッシュだ。これは結果だから「成り行きに任せる」しかないが、プロでもマキロイ流に「ピタッと決まるフィニッシュ」が増えてきたのは事実である。やはりスクっと立って、ボールの行方を見るのはカッコいい。どちらにしても「完全に力が抜けて切っている状態」が大事だと思う。無理に形を作っている人は、逆にカッコ悪く見えるから注意したい。身体のどこにも力が入っていないのがフィニッシュの理想である。つまり、力を出し切っているということだから、振り切って「反動で戻る」のが正解ではなかろうか。砲丸投げでも、選手は「よろけるくらい全力」で投げている。と言うことはつまり、マキロイは8割の力で「クラブ軌道をコントロールしながら振っている」からフィニッシュがピタッと決まるのだ。・・・それで350ヤードって、何なの?

以上。

これで私の2019年のスイング総括は終わった。今年の改善ポイントは「前傾姿勢の保持と頭を動かさないこと」だったが、ようやく「そのイメージ」が出来てきたので、進歩が有ったと言える。一時はシャンク病に苦労したが、左のお尻を引くことで全部が良い方向に動き始めたと思う。スイングは紆余曲折があるので、また変な癖が出てくることもあるだろうが、その時はまたこの総括に戻って「一からやり直す」ことで、正しいスイングに戻れる確信が持てた。来年は「飛距離」に特化して、いろいろ書いてみたい。

相変わらず下手の横好きで申し訳ないと思っていますが、来年も今年以上の進歩を目指して頑張りますので、宜しくお願い申し上げます。それでは皆様、良いお年を!

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1 コメント

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Unknown (通りすがり)
2020-01-30 20:00:40
記事を全部読みました。
手打ちじゃなきゃ生じない感覚ばかりです。

頑張ってください(笑
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