明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

羽田空港衝突事故の不思議

2024-01-10 15:38:12 | 今日の話題

事故原因は現在調査中と言うことだが、こないだ滑走路への進入順番について新しいやり方に変更したと発表があった。なんでも進入順番を飛行機に伝えると、その言葉を進入許可だと誤認する可能性があるからと言う事らしい。しかし今は以前と違ってデジタルの時代である。もっとシンプルで間違いようのない方法があって然るべきじゃないだろうか。先進機器で埋め尽くされている筈の航空機業界で今尚古臭いアナログなやり方が、最もセンシティブな離着陸をコントロールしている「管制官と機長とのコミュニケーション」で十年一日のごとくアナログが使い続けられていた、という事実が私には驚きだった。何故なんだろうか?、実に不思議である。

私の提案:進入順番は機内の画面にデジタル表示すること

今までは待機中の飛行機に対して「進入順番」を口頭で伝えており、その「ナンバーワン」という表現が「進入許可」と誤解される可能性があるということで今回新たに「進入順番そのものを言わない」ように改められた。これで「より安全になった」と航空局は言いたいのだろうが、そもそも間違えるから「言うのを止めた」というんでは何の知恵も方策もないではないか。大体待機中の機長にすれば「いつになるんだろう?」とストレスが溜まって気が休まらないのは誰でも分かるイライラの元だ。出発前からこんなストレスがあっては、飛行中の精神状態にも悪影響が出そうである。

ここは今流行りのデジタルの進歩を活用して、

① 進入滑走路ごとに1画面を使い、滑走路進入順に出発予定時間・航空会社名・機体識別番号を表示
② 機長は画面を見て「自機の進入予定時間」や間に待っている他機がどのくらいいるかなどを確認
③ 見ている機長側は自分の機名を探すとき「太字で大きく強調されている」のですぐ分かる
④ 画面の右側には「今やるべきこと」が表示されていて、「滑走路前まで進んで待機」などと表示されるので間違いようがない
⑤ 進入許可が下りたら「機名が点滅」し強調される
⑥ 滑走路に入って出発準備体制を取ったら、右側に「出発態勢中」と表示

あとはエンジンの出力を上げて飛ぶだけ。以上で問題は全て解決である。

私は3ヶ月ごとに病院に行って薬を貰うために診療を受けているが、今では待合室のでっかいモニターに診察順番が表示されているので、大体何分後に自分が受けられるのかがすぐ分かるシステムになっている。これを見ながら余裕で本を読んだりスマホを見たりまたはトイレを済ましておくなど、自分の自由な時間に使えて便利である。この病院はそれほど大きくないがごくごく当たり前にこの全自動システムを導入した。それより数百倍も大規模で離着陸という「間違いが許されない業務」をこなしている羽田空港の管制室で、何故こんな「簡単なシステム」が今だに導入されていないのか、まさに不思議である。

どういう理由なのかは分からないが、こういう事故が再び起きる前に旧態依然としたアナログのコミュニケーションはすっぱり止めて、サッサと「最新鋭のデジタル式管制システム」に切り替えるべきである。何より国の機関である航空管理局がこの問題に後向きなのが気になる。また官僚の綱引きなどで遅れているとしたならば、日本のデジタル化は更に遅れるとしか言いようがない。デジタル庁は何をしているんだろうか・・・



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さくらもち)
2024-01-10 16:18:35
怪しい点が沢山あり過ぎますね。
返信する

コメントを投稿