青空ーすべてはバランス

インフルエンザウイルス

ここ数日、急におなかの調子が悪くなり、嘔吐で苦しみました。そういえば、1週間ほど前に、普段は行かない人ごみの中でぶらぶらしたことを思い出しました。
10年ほど前からインフルエンザの予防接種を始めてから、年間最低4回、苦しんでいたのがうそのように、何ごともなく過ごせるようになっていましたが、久々の苦しみでした。でも、その後、鼻から喉へのひと通りの儀式もなく治ってくれました。

 インフルエンザウイルスは、細胞を持たないので生物ではない。しかし、8本に分節化された遺伝子RNAを持っていて、増殖ができるから非細胞性生物と位置づけられているようだ。

 インフルエンザウイルスは、普通に空気中に存在する。いつも吸い込んでいるのです。そして、大量に吸い込むことで影響が出るようです。ウイルスの表面はタンパク質の殻でできていて、上気道の細胞に入り込んで、その時、殻が破れると遺伝子が出てきて人間の細胞に取り付く

 ウイルスの宿主は水鳥(カモ)です。水鳥の腸の免疫は弱く、ウイルスは排除されずにこの腸の中で育てられるそうです。つまり、もともとの感染源は水鳥なのです。冬鳥がやってくる冬の前の北海道あたりでは、水鳥の糞を回収して、ウイルスのチェックを地道に行っている方々がいるそうです。これは重要な作業ですが、大変な作業なので頭が下がります。

 ところで、毎年その年に流行するウイルスを予想してワクチンを作って予防接種をします。毎年ウイルスの種類が変わるから厄介です。ワクチンは、それまでに予防接種したものと同じ種類のウイルスなら予防になるけど、予想していない新種だと効果がない。今回私が苦しんだのは、私の体がもっていない新しい種類のウイルスだったのでしょう。

 何故いつもウイルスの種類が変わるのか?もう止めてほしいが、ウイルスにもウイルスの意地がある?いや、意地ではなく、増殖する時、遺伝子の複製エラーが起きるそうだ。我々人間の細胞内のDNAも細胞分裂の際に複製エラーが起きている(この数が増えると大変なことになるが・・・。)。
ウイルスのこの複製エラーは少し違う。「わざとのエラー」「生存戦略的エラー」とも言える。人間が抗体を作っても、殻の遺伝子の複製エラーによって、構造が少し違う殻ができると、抗体が効かなくなるのです。

 新型ウイルスの誕生は、複製エラーだけではない。豚さんが絡んでくる!豚(ブタ)は、人からも鳥からも感染して、両方のウイルスを体内でミックスして新型ウイルスとなり人間に感染する。オーマイガ!

 いろんなウイルス全般は、水の中に多くいるそうだ。ミミウイルスは巨大ウイルスでインフルエンザウイルスの4~5倍の大きさだそうだ。遺伝子の数が非常に多いパンドラウイルス。ウイルスと仲良くなりたいものだ。

この冬、ウイルスに感染してひどい目に合わないように!!!

 


健康と医療ランキング


人気ブログランキング


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「生活・文化ー健康・体ーウイルス」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事