先週、バンダイさんが、切り取って不要になったランナーなど、ガンプラででたプラスチックを回収して、エコプラや、新素材等の開発、研究のニュースがネットに出ていました。
以前も、ピットロードさんが、ランナー回収をしていた時期があったと記憶していますが、ここまでの大きなプロジェクトではなかったと思います。
プラスチックの存在が、自然や生き物によくないとか、プラモデル大好きな私には耳の痛い情報ばかりでしたが、今回はいいニュースです!
このようなプロジェクトは一企業だけでなく、業界全体でできないものかなとつい思ってしまいました。
回収ボックスは190ヶ所に置くそうですが、バンダイさんの取り組みに賛同したモデラーが「ガンプラ」以外のランナーを持って行っていく事もあるのではないかな?と思ってしまいます。「ガンプラ」のランナーだけなのかな?
久しぶりにお邪魔します。
化学系分野で仕事していた立場からすると、ランナーリサイクルは結構難しいです。
回収するランナーの成分比がバラバラなので、安定した射出をするためにヴァージンマテリアルよりも調整に手間と費用がかかります。
成分比のデータがある自社製品ならまだしも、内容がわからない他社の素材を混ぜてしまうと、ほとんどの場合で材料の品質を劣化させてしまいます。
バンダイは業界を代表する企業のポーズとしてやっているのであって、採算ベースにはとてものらない事業だと思います。
良かれと思って他社のランナーを混ぜるのは、「受け入れ可能」のアナウンスがない限り、バンダイにとっては迷惑な話なので絶対やめましょう。
やわらかい材質や硬いものなどメーカーによって質感がまるでかわりますし、やはり他社ランナーは無理なんですね。
バンダイさんの挑戦を応援するためにも「ガンプラ」のランナーだけを持っていきましょう!