タミヤさんが1999年にリニューアルした「信濃」の建造に着手いたしました!
「信濃」は、旧キットですが中学生の時に友達が持っていました。「赤城」「加賀」をすでに作っていて見慣れていたから、その「信濃」を初めて見たときは低い乾舷と広い飛行甲板に驚いたものです。
「信濃」と言えば、わかまるは、30センチシリーズの惨劇をつい思い出してしまいます。
今回建造に着手したリニューアル「信濃」は、発売後すぐに購入したものの作る機会を逃してしまい、17年・・・やっと船台にのることとなりました!
旧キットと並べてみてしまうと、ボックスアートはやっぱり旧キットがいいですねー。
旧キットは、大和の船体に格納庫を載せて空母としてキット化をしていたので、大和型の3番艦だというのが、構造上よくわかりましたが、このリニューアルしたキットでは大和の船体は使わず完全新金型での再現になっています。
さらに、最近ではよく見かける格納庫全再現はこのリニューアル「信濃」がウォーターラインシリーズでは初の試みでした。
作ろうと決意してから初めて気が付いたのですが、このキットにはオモリが入っていません。もしかしたら、これもウォーターラインシリーズ初かもしれませんね。
設計図には、別売りと書かれていますが、簡単に手に入るものじゃないし設計図にも部品請求欄もないし、モデラーの事をよく考えてくれるタミヤさんにしては、もうちょっと考えて欲しかったなと思いました。
しかし、オモリがない事で値段が下がるならそっちの方がいいというモデラーの方もいるでしょうから難しい問題です。
「信濃」は現在は3200円で販売されていますが、発売当時は2800円でした。最近、大型店舗での模型売り場で、オモリを販売していたので値段を見たところ400円でした。単純に計算すると、現在オモリをいれて販売した場合は、3600円と言うことになりますね。
タミヤさんの信濃発売後の大型艦を見て見ますと、ニュージャージーなどはオモリは入っていたので結局スタンダードにはならなかったんでしょうね。私はオモリは入れてほしい派なので良かったです。
オモリは、旧キットから取り出して新しい「信濃」に移植です。
ボックスアートは新旧両方共に良い物ですが、やはり旧キットの方が好みです。旧キットのボックスアートはタミヤが販促用に配布していたことがありました。私はエンタープライズは所持していたのですが、信濃は手に入れることがでませんでした。旧キットの大和もあったと思いますが、他にもあったのでしょうか?
キット自体はリニューアルされた物が良いのは当然ですが、ボックスアートは旧キットの上田毅八郎さんの作品が良いですね。ノートリミングの上田毅八郎ウォーターラインシリーズボックスアート集が欲しいですね。
販促用にそのようなものが配布されていたのは初めて知りました。ウォーターラインシリーズが最初に輝いていたころなんでしょうね。実物を見てみたいですね。
上田毅八郎先生の作品集は2冊知っていますが、ウォーターラインシリーズすべてではないので、完全版として発売してほしいもんです。
上田画伯による、哀愁漂う信濃旧キットの箱絵、懐かしくて涙が出てきそうです。
変な例え方ですが、なんだか少年時代の友人に久々会えたような感じがします。
亡き父に信濃を買ってもらった おもちゃ屋さんも随分前に無くなってしまいました。
何もかも皆懐かしい・・・。
わたしも子供のころに、父親におもちゃを買ってもらっていたお店は、経営者が亡くなりお店もなくなりました。
生活に溶け込んで、あって当たり前のものほど、なくなったときの喪失感が大きいですね。